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!毛探偵×黒子
!デフォルト名:因幡茜
!設定は此方


「・・・っ」

失敗した。
赤司はただそう思った。

自分の家はそれなりに有名な財閥だ、だからそれを考えると自分が誘拐される可能性は決してゼロではない。
それなのに、今この状況は。

「・・・・・・」
「だいじょーぶ、ですか?
えっと、あかし、せーじゅーろーさん?」
「・・・・・・・・・・・・・・・ああ」

身代金目当てで誘拐した犯人達は現在何故か、何故か伸びている。
何故か?
理由はこの目の前の幼女が雷を纏って気絶させたからだ。

ぱり、と軽く放電させたまま明るい声で尋ねてくるこの幼女には普通の人間には有り得ない物が付いているのは気の所為だろうか。
・・・気の所為であってほしい。

「あなたが、ゆーかいされたときいてたすけに来ました!
えっと、けーさつ(犬)の因幡茜、です!」

まるで太陽のような暖かい笑顔を自分に向ける、アルビノの幼女。
言っている事と外見が色々可笑しいし、何故電気が纏っているのかとか頭に犬耳が生えているのかとか。
言いたい事はそれこそ山のようにあるが赤司はとりあえず「有難う」と小さく口にしたのだった。

赤司が誘拐されるってあまり考えられないですがまぁ其処はネタという事で。因みにこの日が満月の夜で、特殊能力発動という裏話。この後恐らく主人公の兄が半狂乱で抱き着いてくるのは最早お約束という事で(笑


!毛探偵×黒子
!デフォルト名:因幡茜

「・・・赤司君、その幼女は一体どうしたんですか?」
「何処で拾ってきたのだよ?」
「ああ茜か。気にしないでくれ、ちょっとした事情だ。
そして緑間、拾ったとは失礼だな。
・・・ほら茜。挨拶位したらどうだい?」
「はいっ!えっと、因幡、茜、です!
ふつ、ふつつ?ふつつかものですが、よろしくおねがいしましゅっ(ガチッ)
―――ッ!!」
「っ茜、大丈夫か!
黒子はともかく緑間、もっとしゃがめ!茜が緊張して舌を噛んだのはお前が無駄に背が高く、圧迫感を与えていたからだ分かったら謝れ心から」
「何故そんなにまくしたてるように責められなくてはいけないのだよ」
「(無視)・・・茜、さん?大丈夫ですか?
すみません、初めて会いますし緊張したんですよね。
舌を見せて下さい、血は出ていませんか?」
「あい・・・」(ぺろ)
「っっ茜、そう簡単に舌を男の前で出すな!
そして黒子、茜は渡さないからな!」
「何の話ですか」

絆された(?)赤司と主人公、そして巻き込まれた黒子と緑間。
恐らく以前upしたネタの続編。
主人公のあざとさで呆気無く陥落された赤司が赤司家に住み込みでSP、離れたくないから学校に連れてきて其処に緑と黒が遭遇したというシチュエーションでお願いします。