過去拍手 | ナノ

!会話のみ


「へーこの写真に写っている人達が例の『キセキの世代』の人達なんだ?」
「そうっスよ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・カラフルだね」
「ははっ皆そう言うんスよねー」
「否、誰だって思うし突っ込むよ」
「あ、左から緑間っち、オレ、青峰っち、黒子っち、赤司っち、紫原っちっス」
「・・・名前は個を表わすと言うけど本当だったんだね・・・」
「そんなしみじみと言わなくても」
「言いたくなるよ・・・」



  ♂♀



「・・・それにしてもバスケしているからか背が高い人が多いんだね」
「まぁ身長が高い方が有利っスから」
「最近、留学生制度を取り入れている学校が増えてきているのは間違いなく黄瀬君達に対抗しようという理由も含まれているんだろうね・・・」
「散葉っち詳しいっスね!」
「ん?あー・・・高校受験の時に色々調べたからね」
「受験っスか・・・オレの時は推薦で合格したからそういうのはしなかったっスけど・・・やっぱ色々調べるもんなんスねー」
「・・・ああ、そっか黄瀬君バスケの推薦か。
ん、という事は他の『キセキ』のメンバーも?」
「黒子っち以外は全員強豪校の推薦で入学したっス!」
「黒子っちって・・・嗚呼この水色の髪の人だっけ?」
「そうっス!」
「ふーん・・・・・・・・・、・・・」
「・・・散葉っち?」
(・・・あれ、黒子君の隣りにいるこの赤い髪の人、なんか・・・・・・)
「散葉っちー?どうかしたんスか?
・・・ま、まままさか誰かに惚れたとか言うんじゃ!?」
「・・・・・・君何でも恋愛事に扱ぎ付けようとするなぁ・・・違うよ。
この、赤い髪の人が」
「・・・赤っていうと赤司っちっスか?
この人は帝光バスケ部の主将(キャプテン)っスよ」
「キャプテン?」
「そっス!んで、一度も負けた事が無いって有名で兎に角凄いんス!」
「・・・・・・無敗?」
「その赤司っちがどうかしたんスか?

(ぼそり)・・・散葉っちの口から惚れたなんて出たらオレ嫉妬で狂いそうっスけど」

「(ビクリ)(何か今悪寒がした!)
・・・否、赤司君が何か身内を彷彿させるような感じがしたから、つい」
「え、赤司っちと散葉っちの家族って似てるんスか?」
「否全く」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・何というか、言葉で纏められないけど・・・」


(あのどうしようもない兄と赤司君とやらを重ねるのは失礼なのは分かってるんだけどな・・・)


後日、赤司と対面する事によりその謎が解ける事になるのだが、この時の彼女はまだそれを知らない。

まぁつまり軽く中の人ネタも入ってるという事です。

201212XX