『どうか、幸せになって下さいね』
「笑い方なんて、忘れたのに・・・先生も銀時達も居ないのに・・・」
笑えないよ。沢山のイノチを奪って、生を終わらせてきたのに。
幸せになるなんて出来ない。
護りたかった?違う、失いたくなかった。
永遠不変にどうしようも無く憧れていたんだ。
世界はどうしようも無く残酷であると知りながらも願わずにはいられなかった。
「―――灰音?」
―――不意に聞こえた声に、心臓が跳ねた気がした。
慟哭の空、紡ぐのは果て無き虚空
回想其の弐。
ちょっと文章表現変えてみました。
それにしてもこの連載はずっとシリアス・・・。
いい加減、明るくさせたいものです。
20120610