花雪シンフォニア | ナノ

私の名前は平和島栞。
家族構成は両親と一人の兄、そして私の四人家族だ。
もう少し詳しく言うと、兄の名前は静雄。
常人の何倍、否、もしかしたら何十倍の怪力を持っているというとんでもない特技を持っている。
だけど、本人はその力のセーブが出来ず、忌み嫌っていて。

その妹である私にはそんな力はない。当たり前である。寧ろあってたまるか。



そしてその兄は今、私の目の前で仁王立ちしている。

「栞、このプリンは俺のだからな!絶対に食うなよ!?」

油性ペンとプリンをそれぞれ片手に持つ兄の姿を見て私は悟る。
そして徐に頷いた。
プリンに名前を書いたのですね、分かりました。
だから暴力は止めて下さい。

・・・ここまでで分かったと思いますが、あえてもう一度言います。

私の名前は平和島栞。
どうやら私はデュラララ!!のキャラクター、平和島幽君に成り代わってしまったようです。

  Prologue

やってしまった。でも後悔はしてない。
先行き不安ですが宜しくお願いします。