「痛ったああああ…!まじ信じらんないあの子等!女の子にはもっと優しくしんさいってお母さん何度も言ったわよね!」

「お前それひとりごと?」
「あ、いたんだキッド」
「やっぱり独り言だったのか怖ぇなーこいつ。さっきの女共より怖い」
「見てたんなら助けろし」
「バーカ、あんとき俺が助けてたらお前その後の被害考えろ。今以上に痛い目みるぜ」
「お気遣いどーも…でも、あたしは助けてほしかったよ……キッド。ぐすん、何ちゃってー演技終了あざっしたー」
「お前助けるなんて面倒くせーよ。そもそもいらねぇだろ俺の助けなんて」
「やだなぁ、女の子にうかつに手なんてあげらんないっての…。あーあ、痣が増えた」
「ご愁傷様」
「誰の所為だと思ってんだし」
「俺」
「分かってんじゃん。だったら少しモテるの止めてほしい」
「無理だろ」
「ねえ頼むから練炭自殺してよ怒らないから」
「だったらお前俺とつるむの止めたらどうだ」
「それもだめ、殺される」
「誰に」
「あんたに」
「ハッ、分かってんじゃねぇか!だから俺はあんな厚化粧な女共より小綺麗なすっぴんで暴言吐くてめぇのが好きだぜ」
「長い口説き文句御苦労さま。そんで?キッドと居るあたしのメリットは?」
「俺の隣でデケェ夢見させてやんよ」
「地球征服?」
「ちっせえなぁ!今の時代はグローバルだぜ?」

ここらで宇宙征服ぐらい豪語できなくてどうするよ相棒!
「あたしアンタについてけるか本気でわかんない」
「ばーか、しがみついてろ!落ちんじゃねぇぞ」


学ぱろ嫌われ短編!こいつと一緒にいると何かと大変そうな話
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