起きろ。
- ※前サイトの物
カーテンの隙間から日射しが滑り込む。
窓が空いているため、時折ふわりと舞い上がり役目を果たしていない。
「まぶし………?」
もぞもぞと動くと隣に違和感を感じる。
寝起きの頭でもおかしいとわかる、不自然な膨らみがあった。
「………ふへ、……へ……………やだぁー………」
ソプラノ調子の声も響いている。
「なんでカービィがいるのサ……?オイ、起きろー」
布団を剥がしてみたり、羽根でぺしぺしと叩いても、ベッドから蹴り落としても効果は薄い。
いつも夜遅くまで友達と遊び、気が付いたらマルクのベッドに忍び込んでいることが多い為、解決方法はそれなりに学んでいた。
「カービィ、ご飯」
「ご飯食べる」
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