/アラウンドザワールド 死ネタ。 「みつなりどの」 ――…ああ、気づくのが遅かった。 「某は、幸せでございます」 何も与えてやれなかったのに。 お前はそう思っていなかった。 そういう事なのか。 お前は云った。 私と自分は"似ている"と。 でもそれが全てという訳じゃ無い。 私と違って、お前には必要とする人間が多く居る。 にも関わらずお前は最後まで私の隣にあり続けた。 私ひとりの為に、築き上げてきた多くの繋がりを捨てた。 いとけない表情で紡いだ言葉が、頭から離れない。 「 」 浅ましき事であると重々承知している。 でも。それが真実であるとするなら。 私に残された、たった一つの希望。 死してやっと知る事のできる、たったひとつの、しあわせ。 /須らく虎を飼い慣らすべし 上田城水攻戦妄想WRYYYYYYYYYYY 「さて三成。次は何処を攻める」 「決まっている……。徳川に従い、属する者全てだ」 「そういえば…甲斐の武田は、信玄公が病に倒れてからは弱体化の一途を辿っている」 「武田…」 「甲斐の虎が威光をなしていたのは主も知っておろ。今では信玄公の代わりにその寵臣が先陣をきっているらしいが」 「その寵臣とは?」 「真田幸村といったか――信玄公の計らいで武将となった上田の姫君よ」 「女の分際で武将を名乗るなど……生意気な」 「弱体化したとは云え、かの武田軍を引き入れれば我等が軍も有利に働こう。徳川に取り込まれる前に押さえるが吉ぞ」 「容易な事だ、早々に軍門に降らせれば良いのだろう?」 「皆の者ォ!お館様の不在を守り切るのだァ!!」 (くそっ…。まさか豊臣の残軍に奇襲をかけられるとは!) 戦況は豊臣軍が圧倒的有利。激しい程の勢いに押されて、武田の旗が次々と倒れていく。 (戦とは難しきものであると……知るのが遅すぎた!) 槍を振り向かってくる敵を薙ぎ払ろうとも、また雪崩れ込むように押し寄せてくる大群の嵐には全く意味が無かった。 中でも一際大きい衝撃音が耳に入り、幸村は背後を振り返る。 上田城を守っていた鉄壁の門は破壊され、その瓦礫の上に大将と思わしき男が一人太刀を片手に佇む。 本陣に入られ、完全に追い詰められたと悟った幸村は息を呑んだ。 「小娘が……さっさと白旗を上げぬせいで、要らぬ仲間の犠牲が増えたぞ」 「………ッ」 心臓を抉られるような辛辣な言葉に、幸村はぐっと堪え槍を構える。全ては武田の為、今此処で負けを認める訳にはいかなかった。 「某は真田源次郎幸村!貴殿が豊臣の大将か」 「…退かぬつもりか」 「無論にござる。いざ、参るッ!!」 「チッ…」 怯むことなく地を蹴り向かってくる幸村に、三成は舌打ちをする。 刃を交えながら、三成は理解した。大谷が言っていた通り、この女はそこらの武将より腕が立つ。信玄公が贔屓にするだけの事はある、と。炎を纏った切っ先が襲って来た瞬間、三成が持つ大太刀の刃がそれを受け止める。 「!!」 だが三成の脅威にはならなかったらしく、幸村の槍を弾き返すと反撃を加え始めた。 幸村も元々の身軽さを活かし、三成の攻撃を何とか受け止める。 「そんなに地べたを舐めたいか……小娘」 三成の瞬速に敵う筈もなく、動きを読み誤った幸村は一撃を浴びそのまま吹き飛ばされる。それをさらに刹那で追い詰め、三成は倒れ伏す幸村の首に刃を振り翳した。 刃先は、幸村の首から外れた位置に突き刺さる。 「…!?」 「真田幸村、豊臣の軍門に降れ。拒否は許さない」 有無を言わさぬ物言いで、三成はそう告げた。 /例え死がふたりを 初夜ネタR18 慣れた手つきで触れられ、幸村はやや身震いした。何の香も焚いていない筈なのに、肺の中が彼の匂いでいっぱいになる。 (嬉しく思うのに……怖い) 肩口に顔を埋めながら、幸村は未曽有の感覚を恐れた。 するりと項に手が伸び、幾度か撫でたのち、結んでいた青い紐を解き去ると紅葉色をした髪が背中に広がる。三成は腕の中にいる幸村を心底愛しく思った。それは幸村とて同じで、三成の広い背中にしがみついた。 彼の為ならば破瓜を奪われても良いと、そう思える程に 「閏は初めてか」 「は…はい」 「乱暴にはせん。怖いなら、目を伏せていろ」 三成は額に口付けると、幸村の帯を脱がしにかかった。緩めに結ばれていたそれはいとも容易く抜け、開けた裾から胸元が露わになる。成熟しきっていない体にはあまり似付かわしくない豊満な胸。自然とそれに目が釘付けとなり、幸村は羞恥に顔を背けた。 「綺麗な体だ」 「え、」 「柄にもない……こんなに抱きたいと思えたのは、初めてだ」 三成は幸村の手をとり、あらぬ場所へと導く。 「きゃあ!み、みつ」 「お前があまりに艶っぽいから……こんなに…」 触れた場所は彼の股間。硬くなった陰茎が下帯越しに熱さを教えてくる。 三成は静かに褥の上へ押し倒した。 幸村の寝着は乱れ、晒された乳房は横に流れずぴんと上を張っていた。三成は幸村に覆い被さり、躊躇なく乳房の頂に吸い付く。 「ひっ!」 ちゅうちゅうじゅるる、 と赤子の様に吸い上げられ、幸村は弓形に体をしならせ呻く。三成の薄い口から唾液が糸を引いた。 「あんっ、うんんっ」 しぶとく舐め続けられ、幸村は次第に悩ましげな声を出し始めた。彼女の両の乳首は三成の唾液でてらてらと光っていた。 三成は長い指で幸村の股間の茂みをかき分け、桃色の秘部に這わした。 (かような場所に触れて…汚うござるっ) 「慣らさぬと…痛い思いをするぞ」 三成は何を思ったか、幸村の腰を抱え上げる。 「やあぁぁっ!?ひっ、」 幸村は突如襲った快感に声を上げる。三成が彼女の秘部を舌を使い舐め始めたのだ。 花びらを掻き分けるように舌を這わし、固く閉じられたそこを解すように愛撫する。 「ン…感度がいいな、もっと乱れてみせろ」 三成は意地悪げに告げ、その上にある小さな突起を摘んだ。 「きゃぁんっ!あっ、へっ、変になりまする…ッんん」 幸村は長い髪を振り乱し、彼の背中に手を回す。その表情は生娘のように恥じらいつつも、恍惚としたものだった。 「怖いか、」 眼前には形相を変えた男の摩羅。他に比べ性欲が控えめであっても、やはり彼は男であるのだと如実に現していた。 「はい……ですが、」 「?」 「某は貴殿の事をお慕いしております故、」 「怖くなど、ございませぬ」 幸村は体を起こし、逆に三成の体を横たわらせた。 「………まさか、お前」 「はい。どれだけ貴殿を思うているか、それを証明してご覧に入れますれば」 幸村は三成の上に跨ると、そそり立ったそれを宛てがう。微かに体は震えていたが、彼女には迷いは無かった。 自ら動いて処女を捧げようとする健気な姿に、三成の熱はさらに高まった。 幸村は一呼吸置いて、ゆっくりと腰を下ろす。 異物感に顔を歪めながらも、亀頭が隠れるまで押し進める。未知の恐怖に幸村は内心震えたが、意を決し三成のそれを茎までくわえ込んだ。 「痛っ……ううっ」 膣から真っ赤な液が大腿を伝う。彼女が純潔であった証。 三成はついに幸村の破瓜を奪ったのだと実感した途端、体の中心に熱が走る。 「もういい、後は私が」 「は…い……アッ、」 幸村の腰を掴むと、三成はゆっくりと律動を始めた。 「ハァッ、ハァッ、あん…、あッ…」 ぬちっ、ぬちゅっ 繋がった其処は滑りが良くなり、幸村の狭い胎内を三成の剛直な肉棒が出入りする。 「ハァ……優しくするつもりだったが、堪えが効かぬ。 許せ、幸村」 「えっ、…?」 幸村の了承を聞かぬままに、三成は胎内から一旦引き抜くと、一気に貫いた。 「ひァあァッ!?」 激しい抽挿がなされ、幸村は頭が真っ白になる。騎乗から正常位に変わり、我を忘れた三成が容赦なく攻め立ててくる。 ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぬちゅっ 「幸村、幸村ぁ…ッ」 「んっ、んっ、」 時折口を吸い合いながら、激しく絡み合う。幸村は一糸纏っていない体で三成にきつくしがみつき、引いては返すような快感の波に耐えた。 「あっ、なんっ、か、へん、変にな…ぁ…ああ!」 「あぁ…ッ、出すぞ……お前の、中に…ッ」 「やああああっ、もう、某もあっ、ダメ…!んやァ――――ッ!!」 先程よりも一段と激しく揺さ振りをかけた後、三成は幸村の胎内に射精する。 幸村はびくびくと痙攣しながら、自分の中へと注ぎ込まれる感覚に酔いしれた。 「幸村」 普段とはまるで別人のような優しい声。 名を呼ばれ彼女は布団から顔を覗かせると、隣で煙管を持つ三成の姿があった。 彼女の前でしか見せない、穏やかな表情を携えて。 「はい」 「この戦、負ける訳には行かぬ」 「分かっております」 「 戦が終わったら ……その時は、 」 /恋う子供 幼少三♀幸+豊臣 真田家の嫡女、幸姫は豊臣の人質として大阪城にて日々を過ごしていた。 最初は不安がってばかりいたものの、今では秀吉に仕える竹中半兵衛や小姓の佐吉にはすっかり懐くようになった。半兵衛も幸姫を気に入っているらしく、まだ未熟な彼女に様々な作法、教養を教えた。 ある日、幸姫は竹中に呼び出され彼の部屋を訪れた。 「これを着てみて貰えるかな」 彼が見せたのは、それは美しい打掛だった。半兵衛はにこやかに笑んで、幸姫の纏う小袖の上にそれを羽織らせる。 「はんべえさま、ゆきにはすこしおおきゅうござります」 「もう少し大きくなったらぴったりになるよ。君にあげよう」 「よいのですか!」 幸姫はあどけなく笑って頭を下げる。 「よく似合ってる、可愛いよ」 「さきちどのにもみせてまいります」 躓いて転ばないようにね、と半兵衛は一言付け加える。 幸姫は嬉々としながら「はい!」と年相応の可愛らしい返事をした。 「さきちどの!みてくだされ」 幸姫はちょうど通りかかった佐吉に小走りに近付き、打掛の裾をちょんと端折った。 「それは………」 「はんべえさまからもらったのです。……似合いませぬか?」 「……そんなことはないっ。似合っている」 「うれしい」 幸姫は佐吉に抱き付いた。 佐吉の色白な顔がうっすらと赤くなった。 もどる/とっぷ |