/ゴミヶ原集01 CPごっちゃのゴミ文集 R18とか入り混じってます注意 01.引越し 「遅いぞ佐助!」 「こんだけの荷物を甲斐から大阪(ここ)まで引っ張って来たんだ、もっと労ってくれっての」 「ははは、それは悪かった。某も持つ故」 「真田。その大荷物は」 「これは石田殿!某、今日から大阪城で過ごすことになり申した。大谷殿から許しは下りましたので」 「そうか、」 「何卒よろしくお願い致す……って、い、石田殿?」 「刑部が空けるように言っていた部屋があった。貴様の部屋だろう、序に持って行ってやる」 「待ってくだされ、貴殿にそのような事をさせる訳にはっ」 「遠慮など要らん」 遠ざかっていく背中。 「とりあえず、お言葉に甘えとこうよ旦那」 「何故だ?俺だって、力には自信はあるぞ」 「そういう訳じゃなくてさ…」 02.か、かんちがいしないでよね 「ようやく食べる気になってくれたのですな!」 「貴様が食べろたべろと煩く吠えるからだ。勘違いするな」 「むっ。しかし、皆と一緒に食べる飯も美味しゅうございますぞ?」 「いや、いい。」 「?」 「お前と食べる飯が、一番不味くない」 03.鶴 「……何をジロジロと見ている」 「へっ?い、いや……甲冑を纏っておらぬ姿を見るのは、初めてなので」 「久しぶりに、弓矢をな。やってみるか」 「心得が全く無い訳ではありませぬが…小さき的を狙うのは些か苦手にございます」 「真田」 「は、」 「こちらへ来い」 「肘口をはって、手首の力を抜け」 「はい、」 「頭を正しく的に向けて、注視しろ」 「こう、にござりまするか」 「そのまま動くな。 ………放て」 矢、的のど真ん中に突き刺さる。 「あ、命中しましたぞ!」 「難しい事ではあるまい」 「石田殿の指南のお蔭にございます」 幸村、笑顔で答える。 「また教えて下され」 「…機会があれば」 04.通常より10倍鬼畜(+大谷) 「主にしては、珍しく遅い起床だったな」 「体が気持ち悪い、水浴みをして来る。」 「そういえば、真田の姿も見ないようだが?」 「…あぁ。ぎゃあぎゃあと喚いて煩いから、昨日の晩に捻じ伏せて犯してやった。 これでしばらくは大人しくなるだろう」 「ヒッヒ、あまり女に手荒な真似を働くと、後ろから刺されるぞ?」 「ふん。女ごとき大した事か」 05.夢をうつつになすよしもがな(佐+幸) 「大将がそんな事言うなんて」 「命を惜しむ事そのものが悪いとは思っておらぬ。ただ、」 あの方の行く末を共にしたい。 それが死へと誘うものであったとしても。 「大将…否、旦那の決めた事に口出しする気は無い」 だけど、しあわせになってほしいんだよ。 死の形ではなく、太平の世の下で笑うあんたの姿が見たかった。 06.るろ剣追憶パロ(+大谷) 「某が…石田殿の、鞘に?」 「左様」 「何ゆえそのような…」 「よく聞け、真田。 我はもう長くはない…我の代わりにあやつを支えられるのは、主しかおらぬのよ。 だから、鞘になってはくれまいか。三成という抜き身を収める鞘に」 07.我 「某と三成殿がもし死んだ時、その後はどうなるのでしょう」 「……何だ、突然」 「仏教の教えによると、生物は何度も転生し生まれ変わる、と聞きます。」 死者の魂は肉体から抜けると、月にいったんとどまり、雨となって地に戻り、植物に吸収されて穀類となり、それを食べた雄の精子となって、雌との性的な交わりによって胎内に注ぎ込まれ胎児となる。 もしそれが真実であるとするなら、戦ののち命を絶とうとも、輪廻の輪に組み込まれそれは永遠に繰り返す。 「それが誠なら、面倒な話だ」 「是だけの事をしておきながら、またこの世に生を受けるなど、御免被る。 輪廻という輪を切り捨ててでも、生まれ変わりたくなどない」 三成殿、貴殿はとても自由なお方にございます。 そんな貴殿が、ほんの少し羨ましく思えるのです。 08.アンネ(佐+幸) 「旦那、大丈夫?」 「心配するな。もう平気だ」 「あんまり無理しないでくれよ、旦那は他の女(ひと)より重い方だしね」 「む…確かにそうだが、お前に貰った薬でだいぶ良くなったぞ」 (旦那、お館様が臥せってから月のものが全く来てなかったけど…調子が戻ったのか) 「まあ以前と比べると、顔色はまだ良い方だよね」 「そういえば…。これが来ると大体陰鬱な気分になるのだが。 今は不思議と、気分が良いのだ」 (…まるで恋する乙女みたいだよ) 09.わんわんお幸村 「おい駄犬。餌の時間だ」 「わん!」 「美味いか?こんなに汚くして…浅ましい事この上ないな」 「わ…わぅん///」 「お前はワンとしか鳴けぬのか!?このボンクラ犬が!!」 「あぅ!ぁあッわんッ!」 「痛いのがそんなに気持ち良いのか!ならばその足腰、立てぬようにしてやる!!」 「ほら褒美だ」 「はぅぅん…!」 「何の為に床上手にしてやった…?その腰を使って主人を喜ばせるのが駄犬の務めだろう」 「あ…あうんっ」 「あァ……いいぞ…そうだ………そのまま上下に…」 「わぅん!あぅッん、ひっぃ」 「ほら……出すぞ、受け取れ駄犬!」 「きゃぅぅぅんッ! ……はあぁ…はァ………」 「――あれ程言ったのに、一滴たりとも零すなと。」 「あ、あぅ、……!」 「躾直しだな」 10.ふたりの会話(家+三) 「あー」 「………」 「あーぁ」 「………」 「あーぁあーあー」 「いちいち喧しい男だ!!」 「だーって三成ー」 「言いたい事があるならさっさ言え」 「本当に言っていいんだな?」 「前置きはいい早く言え!!」 「真田と一発や「聞いた私が莫迦だったもういい」 「いや真面目な話なんだが」 「はっ、真面目だと?貴様の脳内はどれだけ汚れ切ってるんだ」 「何を言ってるんだ三成。 真田は可愛いし、出るとこ出てるし、年齢的にも食べ頃「これ以上喋るな変態」 「何でだよー」 「聞きたくないと言ってるんだ大馬鹿者が」 「会いに来たっていつも『お引き取り下され!』って追い出されるしな」 「疚しい事ばかり考えてるからだろう」 「やっぱり可愛かったからムラムラして、わし思わず幸村の乳をこねくり回してしまったんだ」 「何してる貴様ァァァ!!!」 「抑えきれなかったんだ……そしたら幸村、泣きそうな声でお前の名前呼んでたんだよ」 「……………………え?」 「こればかりは儂も嫉妬してなぁ。 という訳で幸村のとこにまた行って来ようと思う。ついでに貞操も奪ってくる。それじゃあな三成!」 「おい待ていえやすぅぅぅうぅぅ!!!!!」 11.裏側(家+三) 「幸村は生かす事にした、勿論子の重家もだ。だから、安心してくれ三成」 「………ああ」 「この一週間後にはお前に沙汰を出そうと思う。だから、今暫くはお前を家臣に預ける」 よいな?と家康は帰心の知れた家臣に言うと、はっ。と威勢の良い返事が返ってきた。 腰を上げ去ろうとした家康の足が止まる。その足は三成の目の前まで歩みを進めた。 見下ろす家康の顔に先程のような笑顔はなく、冷め切った目をしていた。 「さらばだ、三成」 三成は背筋に寒気が走った。 宣告に恐怖している訳ではない。家康という人間に恐れを成したのだ。 子を助けたのはお前の為ではない。幸村が悲しむ顔を見たくなかったからだ。 だから安心して逝け。お前の最期は斬首で飾ると決めていたからな。 さて、この仕事が終わった後は幸村に後継ぎを産んで貰わねばなるまい。九度山に幽閉させている間にじっくりと口説き落としてやる。 家康は愉快に笑った。 12.赤い縄(関ヶ原サンド) 「また殴られたのか」 筋張った指が絆創膏越しに幸村の頬を撫でる。 「別れないと、いつか死んでしまうぞ、」 家康は青痣だらけの幸村の顔を覗きながら言った。 「加減を知らないからな。三成は」 幸村の目に生気は無い。 「痛いのがお好みか?」 幸村は静かに頷いた。 話によると、三成はひとしきり幸村を殴った後優しく抱きしめてやっているらしい。柄にも無く吐き気のする位甘い言葉を紡ぎながら。 「じゃあ儂は好きか?」 それも否定しなかった。 「こないだやった、首締めセックス。気持ちよかったろう」 家康は躊躇無く幸村の首に手をかける。親指で喉笛を圧迫すると、ひゅうと息を吐く音がした。 「殺したいとは思わないよ」 「…」 「生きてるからこそだしな。 苦しがってるお前を見ると 興奮する」 目の前の女は照れたように笑った。 13.カオスティックイマジネーション 幸村「うおおおおッ某ッ、武田の総大将☆真田幸村にござる!!西軍と同盟を結びたく参った所存ッ!!11」 三成「(何だコイツ)何をいきなり…!」 大谷「(ニヤニヤ)我は構わぬぞ」 三成「刑部?!」 大谷「丁度良いわ、西軍も男ばかりで少々むさ苦しかったものでな」 幸村「誠にござるか!!ありがたいッ!!(大声)」 大谷「礼なら総大将に言えばよい」 幸村「噂と違いとても寛大な御仁でござるな、石田殿!!」 三成「お、おい!私はまだ認めた訳では――」 幸村「つまらない物ですが、お近付きの印にござる!」ぼいん 三成「」 大谷「ヒッヒ、とんだお転婆が入り込んで来たわ」 三成(口から泡を吹いて倒れている) 幸村「破廉恥なのはまだ恥ずかしいので、手を繋いだりまでなら平気にござる!おそらく!!」 佐助「そろそろ大将も身を固めなくちゃヤバいしねー。 嫁ぎ先で一番まともそうなのが此処しかなくってさあ」 大谷「良かろう、めでたき事よ。さて祝言の日取りを……」 三成「勝手に決めるなァアァァァァ!!!」(怒) 幸村「りーどは任せましたぞ!三成殿」 /ゴミヶ原集02 01.交渉失敗(孫♂化) 「ほう、無一文で我らを雇おうと? 悪いが、我らも命をかけている。それだけは理解してくれたら何よりだ」 意外にも孫市は不遜な態度をとる男ではなかった。それが佐助には好印象に映り、一時の思いつきで雑賀荘を突撃した幸村を叱りたい気持ちで沢山だった。 「しかし、珍しい人間がいたものだ。」 「雑賀殿…何と!?」 「お前の事だ、真田幸村」 ずい、と180以上はあるであろう大きな背が幸村の前を塞ぐ。孫市の端整な顔立ちを間近で目にした幸村は、薄らと赤くなった。 「女だてらに槍を振るうとはな。 だが嫌いでは無いぞ、 むしろ」 気に入った、と引き結ぶ口は弧を描く。 「ぁ……その…///」 口篭ってしまった幸村の表情はまさに乙女で 呆けていた佐助が我に返り、「すいませんでした!失礼します」と幸村の首根っこを引っ掴み、即刻退散したのは余談である。 02.よすがのありか 紫色の花弁が白い着物にぼんやりと浮かぶ。上から指で軽くなぞると、ゆらりと肩が動いた。痛みはまだ残っているらしい。 これでようやく分かった。自分が如何に傲慢で、我儘で卑屈で臆病な人間であるかを。その背中を傷つけてまで、己が心の安寧を求めていたのだ。 「痛いか」 聞くと致し方なき事ですからと、何ともなさげな顔をして答える。墨を入れる度痛みに喘いでいたのをまるで忘れているかのように。 この背中を眺める事が出来るのは後どれ程なのか分からないが、作られた傷の一つ一つは確かに深い意味を孕んでいた。 /ノームに恋して 金吾→幸♀ 僕は小早川秀秋。 筑前を治める一国の主だよ。秀吉様がご存命の頃は養子として結構な重役を任せられたりしてたんだよ?今は西軍の一員だけど、僕はもう色々疲れてしまった。秀吉様を家康君が討ち取り、豊臣は一気に力を失った。養子である僕に刃向かわなかった三成君が掌を返したように僕を虐め始めた。幸せだった頃は今は跡形もない。今じゃ毛利様にも利用されるようになった。誰も信頼できる人間がいない、いるとするなら天海さま位だ。 でも全てを信頼していない訳じゃない。武田の大将である幸村君。あの子は三成君みたいに見下したりしないし、時たま眩しい位の明るい笑顔を向けてくれる。こないだも僕をお茶に誘ってくれた、とても良い子だ。僕はすぐに恋に落ちてしまった。でも知っていた、彼女は三成君のお気に入りだって。彼女に対する三成君の態度がおかしい位に豹変した所を見たとき、心の中で笑った。 僕は、西軍を裏切り絶望する三成君を殺して幸村君と一緒に楽しく過ごすんだ。幸村君は三成君のもとにいるべきじゃないよ。凶王のもとで幸せになんかなれるものか。あの子の厄は取り払ってあげなくちゃ。あのこのやくを もどる/とっぷ |