clap | ナノ




◇聞いてみました
第3回:シュバイン様



幽「え、えと…こっ、こんにちは!」

シ「ああ、よろしく頼む」

幽「……」

シ「……」

幽「…えーと、とりあえず座ってください。ささっ、こちらへどうぞ」

シ「そうか、悪いな」

幽「──あの!」

シ「ん?」

幽「か、かっこいいですよね! 大人って感じで!」

シ「そうか?」

幽「はい! 渋いし!」

シ「あ、ああ…」

幽「あっ老けてるって言ってるわけではないので!」

シ「……ああ」

幽(やべぇ余計なこと言った!?)

シ「……」

幽「あ、あの、あの…………なんでもないです…(やっぱ怒ったかな…)」

シ「?」

幽「(仕方ない。さっさと終わらせてしまおう) あ、シュバインさん?」

シ「シュバインで構わん」

幽「それはちょっと…やっぱり年上の方を呼び捨ては…」

シ「そうか? お前がそう言うならいいが」

幽「はい。──えーとですね、いくつかお聞きするので答えてくださると助かります」

シ「わかった」

幽「あ、煙草吸っても大丈夫ですから」

シ「いいのか? 悪いな─…じゃあ遠慮なく──フー」

幽(おーかっけぇー)

シ「で、質問は?」

幽「(はっ!そうだった!)…─はい、では“このサイトをどう思うか?”」

シ「厳しいことを言うと、収拾が付かなくなってるな」

幽「……ごもっとも」

シ「まぁそれはそれでいいんじゃないか。苦情はないんだろう?」

幽「あ、はい! 皆さん優しい方ばかりで」

シ「客に恵まれて良かったな。感謝の心を忘れるなよ」

幽「はっはい!!」

シ「次は?」

幽(なんか主導権握られてるなー。てか仕切るのうめぇ! さすがザッツ大人)

シ「?」

幽「…えと、はい、次はですね!“サイト内の人と付き合うなら?”」

シ「……そんなことを聞いてどうするんだ…?」

幽「(確かに…)…会わせることならできますけど、みたいな? 感じですか?」

シ「俺に聞かれても困るんだが…」

幽「…ですよねー」

シ「……」

幽「……」

シ「あーじゃあ、…そうだな…」

幽「(はっ! 気を遣われている…!) む、無理しなくていいですよ!」

シ「そうか…?」

幽「はい、すみません、なんか…」

シ「いや…」

幽「次! 次いきましょう!──“てつこちゃんのどこが好き?”」

シ「……だから聞いてどうするんだ…?」

幽「…もしかして怒りました…?」

シ「いや、単に理由が聞きたいだけだ」

幽「い、一応コンセプトは私が聞いて楽しむ的な感じで…へぇ〜そんな好みなんだ〜みたいな…」

シ「それは楽しいのか…?」

幽「わりと」

シ「そういうものなのか…」

幽「あ、一応黙秘権はありますよ!?」

シ「じゃあ答えなくても構わないんだな?」

幽「……できれば…お答えいただけると…えへ」

シ「……」

幽「……」

シ「──そうだな、…面倒見の良さや落ち着きは嬢ちゃんの良いところだと思うが」

幽(ぁあああやべぇ、また気を遣わせた…!)

シ「(反応がないな…足りないのか?)…─反して孤独を厭うところは…愛らしい、と周囲に思われているようだな」

幽(やばいやばいやばいどうしよう無理に言わせるんじゃなかった…ッ!!)

シ「…………まだ足りない、か?」

幽「はっ! いっいえ! いいえ! 充分ですっ!! ありがとうございますすいません!」

シ「? あ、ああ」

幽「あ、今度煙草ダースで持っていきますんで! あとウイスキーとか!(貢いで許してもらおう!)」

シ「……なぜ…?」





続?






シュバインさんがしいて“付き合うなら?”に答えるなら、きっとてつこちゃんにタイプが近いハ*ナさんって言うと思います


第4回は○○がいい、とかありましたらお願いします!