大声で好きだと言われて沈黙した。眉間に皺が寄る。
軽々しく好きだなんて。 程度が知れる。
尖った耳まで真っ赤になって、あたしの肩を痛いくらいに掴んで、半ば叫ぶように奥村は繰り返す。 それでもあたしは口を引き結ぶ。
だって。
その好きとやらは、何番目のものなの? ──あたしはこんなにも好きなのに
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雪男にヤキモチ妬く出雲ちゃんです。家族一番!な燐を普段から目にしているので素直に告白を喜べないのです
燐出は燐→→→←出くらいが理想なのですが、こういうのもありかなと思います あ、燐しえが地味に地雷なので断じて燐→しえのつもりで書いたりはしてません(笑)
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