▼百合百合しい


「花子、急なんだけど…明日非番になったの、だからその、貴女さえ良ければ出掛けない?」

頬を少しだけ赤くさせて、視線をズラしながら言うヒナタのセリフに嬉しすぎてニヤけてしまった。そんなの断るわけないじゃん!そう返せば良かった、と安心したように息を吐いたのを見て余計にニヤけてしまう。

「ショッピングも良いけど、冬になっちゃったし、体冷やすのは体に悪いから明日はゆっくりお茶でもしようよ」
「ええ、ショッピングはまたの楽しみにとっておくわ。」
「ん、じゃあ明日のお昼前に迎えに行くね。ショッピングしないけど、思いっきりお洒落してよ!私が喜ぶから!」

そう言って満面の笑みを浮かべると、ヒナタが恥ずかしそうに笑って貴女が喜ぶのなら、と承諾してくれた。やったね!明日は可愛いヒナタを拝みたい放題だ!それじゃあ、と去って行くヒナタを姿が見えなくなるまでブンブン手を振って見送った後、ガッツポーズをする私にずっと後ろで控えていたシカマルが一言言った。

「お前ら本当仲良いな。妖しい程に」
「やだもう照れる…ってまさかシカマルこの野郎ヒナタを狙ってるな!?」
「いやその流れがわかんねーよ、つーか此処待機所だからな。少しは周りを気遣えよ」
「いいんだよ、ヒナタに悪い虫がつかないように私とラブラブしてれば!」

そう笑顔で答えた私を、シカマルは何か憐れむように視線を送って来たのだった。



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ゆっけさんよりリクエスト、ヒナタとイチャラブです。
イチャよりノロケ?寄りな気がしますね!
お気に召していただければ何よりです^^




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