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以下はお礼文です。


チリン、と澄んだ鈴の音が耳に飛び込むたびにザックスの表情に一瞬戸惑いが走る。
その理由はザックスとアンジールしか知らない。

数ヶ月前、アンジールがいきなり鈴のついたリボンをザックスの首にかけた時、「俺、猫じゃないよ?」とザックスは笑った。
「わかってる。お前は子犬じゃないか」
「子犬でもねえっての」
ザックスはふくれたが、アンジールは笑うだけで撤回はしない。
アンジールが何を考えているのかザックスにはわからなくて、誘われるまま肌を重ねた。

その次もそのまた次も、アンジールは行為のたびにザックスの首に鈴のついたリボンを結んび、鈴の音と快楽の記憶は固く結びついた。

そして…ザックスは鈴の音を聞くたびにアンジールとの行為を思い出すようになった。
鈴の音を聞いたその一瞬、どれほど離れていてもザックスはアンジールの腕の中に戻ってしまう。
温かく逞しい腕に囚われて、支配される。

「お帰り、俺の可愛い子犬」
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