「アリサ!?」
ガンッ
急に勢いよく立ち上がり、その際に膝を思いっきり机にぶち当てて悶絶するグリーンを呆れたように見ていると、痛みが引いたらしいグリーンは私の目の前までやってきた。


「ホントに、アリサ?」
「そうですけど」
「よかった…」
よくねーよ。
そう言いたいのを堪えて「約束の物ですわ」と手渡せばろくに確認もせず机に放り投げた。おい貴様。


「ちょっと…!」
「アリサが、死ぬ夢見た」
それから中々寝れなくて、ポッポの鳴き声で無理矢理寝た。そんなか細い声に文句言うことなんかできなくて、私にはグリーンの頭を撫でることしか出来なかった。
「狡いですわ」








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