無理でした!
後ろを向いていたため掴める物なんて何もなく。
ぐらりと傾いた巨体から見事に転げ落ちましたとも!
アリサ…!と二人が叫ぶのを聞きながらのんびりと、しかし急いで準備する。
バサッ
「は!?」
「パラシュー…ト?」
私を追いかけようとさらに急降下し始めようとした二人の間抜け顔が見たかった!
「どちらでもいいんですけどー!助けて頂けると助かりますわー!」
ディアフレンドー!と大声で呼び掛けると、リザードンが迎えに来た。まぁ大きさからして妥当な判断よね。
着地してパラシュートを畳んでいると、レッドの「よかった…」という言葉が背中に突き刺さった。
心配かけて申し訳ありませんでしたディアフレンド。
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