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美味しそうな匂いに目を開けると、白い天井が目に入った。
ゆっくりと身体を起こすと今まで自分が寝転んでいたのが青いソファだとわかり、辺りを見渡すと清潔感のある綺麗な部屋だった。


そして気付く。
「…俺のポケモン!?」
声が聞こえたのだろうか、ひょこっと蒼い少女が顔を出した。
「あ、気がついたんだね!?」
「あ、おい!俺のポケモン…」
「もうすぐ戻ってくるんだよ…あ、来た!ゆーちゃんついでにこれも運んでね!」
頼んだんだよ!と言い残し少女は覗かせていた顔を引っ込めて何処かに駆けて行った。その音から此所がかなり広い家だということがわかる。



「あの、」
「貴方のポケモンなら此所に」
「あ、はい。どーも…」



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