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「お嬢、少々よろしいでしょうか?」
とキョウヤとユギが入ってきた。
キョウヤの表情が固いのはいつものことだけど、ユギまで真剣な顔してるから思わず息をのんでしまった。
メイは何のことか承知しているらしく、紅茶を一口啜ってから椅子から降りてキョウヤの後についていった。




此処には俺とユギが残った。








「野郎二人が残ってもつまらないですよねー」
「シリアスな雰囲気を返せ」
さっきの表情は何処へ行ったのか、いつものように笑顔を見せたユギに俺の緊張も緩んでしまった。
ユギが「落ち着きました?」と笑顔で俺の頭を撫でてきたのでそのままされてみることにした。




俺だってまだまだガキなんだよ。



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