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「……………………」
「……………………」
「…………………グリーン、暗い」
そんなこと言われたって、と気まずさから目を逸らすとメイは「もー」と笑ってからクッキーを1枚手に取った。



「グリーンが気にすることないよ」
「でも………ッ」
「私は今グリーンが楽しそうにしてくれないのが1番辛いよ?」
死んじゃうのよりも、辛いんだよ?
メイがそう悪戯っ子みたいな顔してそんなこと言うから、本当か嘘かわからない。だけど、今まで大丈夫だったんだからこれからも大丈夫だ、とよくわからないことで自分を納得させて、俺も1枚クッキーを手に取った。


「私はグリーンが大好きだよ」
俺もだよ、馬鹿。



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