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外は少し肌寒くて、キョウヤはメイに上着を着せ、ユギは俺たち二人にホットココアを作ってきた。
「月見ながらホットココアって、ねぇ?」
なんてメイが困ったように笑うのを見て、なんだか安心した。



チラッと時計を見ると午後10時27分。



「何か予定があったなら、そっちを優先してくれてよかったのに」
時計を見た俺を目敏く見つけてメイは拗ねたようにそう言った。
「あんまり遅いとメイみたいなお子様は寝ないといけないからなー」
「あー!そうは言うけどねグリーン!私は君よりおねーさんなんだからね!?」
もー!と頬を膨らますメイ。膨らんだ頬を潰してやれば、変な顔になった。



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