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「あー、今日は満月だね」
「は?」
今日の月は凄く綺麗に見えるそうだね!
とウキウキしながら話すメイにそうですね…、とだけ返す。



少しだけ暗くなった声にメイは気付かなかったようで、「グリーンもそんなことぐらいもっとハッキリ言えばいいのにー」なんて言ってる。


少し恨みながらも、でも本当のことを言うとか、そんな今の関係を崩すようなことはしたくなくて、寄ったままのメイの身体を強く抱き締めてみた。
メイは「もーどーしたのー?」なんて笑いながら抱き締め返してきて、やっぱり暫くは今のまま




今のままでいたいって
強く思った。



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