10


「それってさぁ…」
「勿論ポケモンの意志が最優先なんだよ。私と一緒にいてくれるって子たちを誰かにあげたりなんかしないんだね!でも」
私はバトルしないから、そういうのがしたい子は貰われていくんだよ。と少し寂しそうにメイは言った。



「やっぱり、寂しい?」
そう聞けばメイは勿論なんだよ!と少し怒ったように返す。
それを聞いてグリーンは小さく「よかった」と呟いた。



「ねぇ、グリー…」
とメイが呼び掛け終わるよりはやく、その手はグリーンの膝に置かれた。
テチッ。
やけに小さい感触に視線を膝にやれば

「…………ピカチュウ?」
呼べば答えるかのように「ピーカー」と鳴いたのだった。



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -