伊「いって!」


薮「どこに?」


『むふふっ』


伊「違くて!」


薮「なんだよ、伊野ちゃん」


伊「名前が頭突きしてくんのー」


薮「頭突き?」


『頭突き?』


伊「え、ちょっと名前ちゃん?」


『うん?』


薮「名前なんもしてないじゃんかよ」


伊「あれー?」






本当に頭突き、したんです。マイブーム。優しくだけどね。



そして実は薮くんもその事をしってたり。






伊「気のせい?いや、絶対にされた!」


薮「ふっ」


伊「俺の頭が頭突きをされたとものがたっている!」


『んふふ、伊野ちゃんごめんね』


伊「ゆるす!」


薮「許すのかよ」


伊「うん、名前だからゆるす!」


『ありがとー』






伊野ちゃんの頭に手を伸ばし、頭突きをされてしまったであろう箇所に触れてみる。どこら辺にしたか覚えてない。






『いたい?』


伊「んーん、いたくない」


『そっかそっか』


薮「いたい?」


伊「んー、それはいたいかな」






伊野ちゃんの髪の毛一本をつまんでる薮くん、なんかシュール。






『2人共愛くるしいぞ』


薮「誰だよ」


『くるしゅうない』


伊「キャラさだまらないなー」


『ラブラブだね』


薮「誰が」


『薮くんと伊野ちゃん』


伊「あー、やっぱり?」


薮「はぁ?」


伊「分かる人には分かっちゃうんだね」


薮「きもい!やめて!」


伊「これは属に言うツンデレだな」


薮「デレてねーし」






確かに、って笑う伊野ちゃんと薮くん。ほんと仲良いよね、2人とも。






『…ツンツン?』


伊「ちょっ、名前がなんか呟いた!」


薮「twitterのようだな」


『だってだって薮くんはツンデレで、でもデレてなくって、ツンデレからデレを引いたらツンツンかなって!』


薮「ツンツンってただ冷たいだけじゃん!」


伊「薮のことだけどな」


『だけどな!』


薮「ひどい…!」

















( 伊野ちゃんはデレデレ? )









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