デュラララ!! | ナノ
 帝人のくぐもった声と機械音が静かな部屋に響く。帝人は目隠しのため、真っ暗になった視界で自分をこのような状態にした男達を思い出し、心の中で恨んだ。
「ハハ、帝人君どう?きもちい?びくびくいってるよ」
「竜ヶ峰は可愛いな」
 男達は帝人に一切触れずに乱れ具合をただ見つめる。帝人のナカには抉るように動く玩具が挿入されている。引き抜こうにも、手錠で両腕は拘束されている。
「おい、ノミ蟲。もういいんじゃねえか?」
「駄目。もっと壊れてくれなくちゃ。自分から俺のことを求めてくるくらいね」
「ッぁ、りえ、ません…よ!」
「…ふーん」
 帝人が途切れ途切れに言葉を紡ぐと、臨也はつまらなそうに帝人のナカへと続くコードのスイッチを取り、上へと上げた。
「…ッ」
 帝人は目を丸くすると、高い悲鳴を上げ、熱を吐き出す。それでも尚激しく前立腺を抉る玩具に、帝人は嫌だと呟き、何度もごめんなさいと叫ぶ。自身からはとめどなく精液があふれている。
 臨也は満足した様子で、玩具のスイッチを切った。帝人はフーフーとまるで警戒している猫のように息を荒げる。
「じゃあ、こっちは休憩ね」
「ぅ…」
「…おい、」
「わかってるよ」
 熱を吐き出した後の高揚感を味わっている帝人の顎を掴み、上へと持ち上げる。
「この可愛いお口でお兄さん達のを可愛がってあげてね、帝人君」
「へ…?」
 帝人が尋ねる前に、静雄の膨張したそれが口へと突っ込まれる。規格外の大きさと生臭さに吐きそうになりながらも、臨也が帝人の頭を押さえているため、逃げることができない。
「舐めろ。歯をたてたらお前の後ろに突っ込むからな」
「んぐ…っ」
 声色に怯え、怖ず怖ずと舌を伸ばす。舌で鬼頭を舐めると、苦みで呻く。
「早くしろ」
「ん…」
 苦みを我慢し、必死に舌を動かす。静雄は感じているのか、小さく呻いた。生臭い液が分泌され始め、もうすぐかと帝人は鬼頭を攻める。
 だが、下半身に感じていた違和感が突然引き抜かれ、帝人は思わず静雄のそれに歯をたててしまった。静雄と臨也が笑う声が聞こえる。
「なに、帝人君。ずっと挿れたままだと気持ち悪いかなあって思って抜いてあげたんだけど」
「それとも、俺に挿れてほしかったのか?」
 静雄の自身が口から抜かれる。嫌だという前に、新たな自身が口へと突っ込まれた。静雄とは大きさが全然違う。
「帝人君、上手にしゃぶってね」
「んん…っ」
 必死に拒絶を示したが、臨也は「ん?何かな」とわざと首を傾げた。臀部にも手が添えられる。
「竜ヶ峰、挿れるぞ。いいな?」
 返事を聞く気はないらしく、帝人の中へと自身を勢いよく埋め込んだ。長時間玩具で痛ぶられたせいか、それは帝人の意思とは逆に静雄を受け入れた。
「あったけえな、帝人のナカ…」
「シズちゃん、早くしてよね。俺も帝人を気持ち良くしてあげたいんだからさ」
「じゃあ手前が帝人のを嘗めればいいだろ」
「あ、そっか」
 帝人を背面座位にするように指示し、快感に震えている帝人の小さい自身をぱくりと銜えた。帝人はびくびくと痙攣のように震える。
「俺もすぐに気持ち良くしてやるからな…」
「や…やだ…」
 はふはふと必死に息をし、前からも後ろからも追い詰められていく感覚に生理的な涙を流す。静雄の巨大なそれで前立腺を抉られると、頭がスパークしそうになる。
「ん、帝人君、もうすぐイきそうだね…」
「俺も…出す」
 前立腺に熱をぶちまけられ、帝人は甲高い声で達した。帝人の白濁は臨也によって飲み込まれる。目隠しのせいで前が見えない帝人はそれに気づかなかったが、臨也が「あー、帝人君のせーえき美味しかった」と笑いながら言ったことにより、知らされた。
「ッなにやって…吐き出してください!」
「えー、もう飲み込んじゃった」
 語尾に星がつきそうなほど愉快な声色だ。帝人からすれば、それが逆に怖い。
「じゃ、次は俺の番ー」
「え…?」
「なに、帝人君。もう終わりだと思ったの?大丈夫、帝人君が精液出なくなっても犯し続けてあげるからね」
 臨也は何が大丈夫なんだといいたくなるような科白を吐いたが、帝人は頭が真っ白になり、ただ唇を震わせた。


2011/4/25
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