メルヘン卑弥呼

うっかりと星のシリアルこぼした洋服

隕石系運命の人

透明な脳には水竜が住んでいる

不良はもうロックンロールを聞かなくなったの?

箒一本であの子の騎士

不可思議の少年少女たちよ永久に眠れ

命をこめずに呼吸は惹きつけない

ゆらめくガス燈の下で誓うのは叶いっこない、悲壮で素晴らしい僕の憧れ

たとえ冗談だって左手の薬指に太陽のネイルシールなんて貼らないで

ごめん、とても眠かったんだ

世界に一点、薄汚れて醜い自分

君もそろそろ欠片のひとつにしてあげよう

あなたの心の中に僕の存在がどれほど占めているのかということ

確かに息をしている、そうだった、忘れていた

耳朶の裏の甘く香ばしい香り

蜜で記したかりそめの価値






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