少年は地面から生えてくる
あゝ、浪漫ちっく
とほくへいきませう、わたしといつしよに
出来るだけとほく、とほく、とほくまで
だつてわたし、あなたのことがとかく好きでたまらないのよ
辺り一面夕方のにほひ
螺旋
意地と見栄といちごみるく
暗闇は質量を持って
プレパラートの上の宇宙
最後にひとつだけ(あなたの制服を嗅がせて)
燻っている小さなカタマリ
ママのCカール
僕の恋人は200歳
変身
昼と夜の隙間で
ねえ、僕たちの血を交ぜようよ
少女と溶けた影
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