log | ナノ
貴女だけが欲しくて、
欲しくて、欲しくて、
私だけのものにならないのなら、一層殺してしまおうと、私は貴女にナイフを向けたの。
「ね…うそ、でしょ?」
「ううん、嘘…なんかじゃないよ?」
「やだ、冗談止してよ」
「冗談じゃない…ステラだけの、貴女になって…?」
言葉と同時に胸にそれを突き付けて。
肉の感触に恍惚と笑みを浮かべながら、ぐるりと抉るように一回し。
一層苦しそうな声を上げれば、次第に力を無くして私に倒れかかる貴女。
みるみるうちに貴女の紅で染まる服と床。
息をしていないのを確認すると私は貴女を抱き締めた。
「ずっと、いっしょ…ね、」
ほら、真っ赤に染まったあなた、
とてもキレイ、ね?
やっと私だけの貴女になってくれた。
待ってて、直ぐ貴女の所にいくから…。
冷たくなり始めた貴女の唇にキスひとつ。
もう貴女は、私だけのもの。
END
≪