2012/07/31 21:40 「っもう、そこ、やめ」 「ここ?」 「んっ…」 ああ、可愛い。 関口は小さく喘ぎ声を漏らして、手の甲で口を押さえる。けれど声は溢れ、中禅寺の意識を満たす。 「ちゅうじぇ、じぃ」 「ん?どうしたの?舌が回ってないよ。ここ、いじってるせい?」 「ぅん、そ」 顔を赤らめ、僅かに目に涙を浮かべて、頷いてみせる。その仕草は妙に幼く見え、それもまた背徳を煽るのだ。 「せ、ぼねっ、いたい」 「嗚呼、すまないね」 壁にごりごりと押し当てられる背骨が痛むらしい。少し身体を離すと関口はそのまま座りこみ、中禅寺を押し退けて布団まで這って行くとそこにごろんと横たわった。 「おい、寝るなよ」 「寝れないって。続き、しよう」 ね、と手を伸ばして中禅寺を誘う。 *120607 力尽きましたー尻切れトンボですいません…… |