2012/02/05 17:33 もう日も短い季節だというのに、上着も羽織らず。 日がな一日中、此処で庭を見詰めていたのだろうか。 そっと横顔を覗くとその瞳は伏せられていて、まるで己の両手を睨み付けているようで。 ほんの少しばかりの、愛(かな)しみの音を聴いた。 まるでこの体温があなたへ流れていくように。 あなたの冷えた身体が私の熱を奪うように。 私の想いがあなたへ流れ込んで、あなたの哀しみが私へ伝わって。 言葉などなくとも、 互いの想いを感じ合えればいいのに。 *111123 『冷たい身体 私はあなたを抱きしめた。』 フォレストブログ/この文の続きを!35 *もっと幸せな話を書きたいなぁ… |