ピーチパイ厨は頼りになる [ 36/90 ]
「よしっ! ガンドコ行こう!」
コンフェイト大森林に着くと、シングくんが気合い十分にそう叫んだ。
元気だなぁ。
「あまり騒ぐと無意味な戦闘を招く。用心しろ」
「う……、ごめん」
と思ったらヴェイグさんに叱られて、凹んでた。
「まあまあ、お二人とも。先を急ぎましょう?薬を待っててくださる方々も居ますし……」
「そうですよ!急ぎましょう!」
見かねたミントさんが助け舟を出したので、私も乗っかってみると、ヴェイグさんは仕方ないな、と言って歩き出した。
「目的地はそう遠くない。急ぐぞ」
「「はいっ」」「うんっ!」
ピーチパイ厨は頼りになる。
(ピーチパイ言わなかったら、凄いんだよ?)
(あとクレアさん?)