廻った少女が目覚めたのは、闇が心を喰らい、狭間の者が心を欲する世界だった。
前作までのあらすじ
とあるデスゲームに巻き込まれた主人公。仲間をもとの世界に返し、消えゆく世界の中で眠りについた。
だが目を覚ますとそこはキングダムハーツのトラヴァースタウンだった。もとの世界に変えるために物語を見守っていたら、今度はもう一人の自分に殺されかける。
そして次に目が覚めるとカゲプロの世界で人外になって女の子の成長を見守ることになった。保護者役もひと段落着いたところで再びキングダムハーツの世界に帰ってきたところからこの章は始まる。
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蒼禅 氷空（ソウゼン ソラ）
話シリーズの主人公であり今作でも主人公。並外れた身体能力を持つ。
髪の色が銀髪から黒髪に、目の色が青から赤に変わった。
頭のねじが数本抜けており、本人にも自覚がある。しかし『騙す話』よりかは残虐性が鳴りを潜め、『見守る話』の影響か、幾分か穏やかな性格になった。
一度懐に入れた者には甘く、特に『騙す話』での仲間や親友であるアリスには気を許している。
今作ではＫＨの主人公と名前が被ったため『蒼』と名乗っている。
闇との相性がよく、心は強いとは言えないにもかかわらず、大きな負荷もなく黒コートを着なくとも闇の回廊を使うことができていた。が、『見守る話』において成長が見られたことで在り方に変化が起き、そのまま回廊を使うにはやや不安が残るようになっている。
また原因は不明だが、ダスクを従えている。
プレイはBbsまで。3Dなどはアルティマニアでの知識。…だったのだが、『見守る話』で憑いていた宿主がVをプレイしてしまったため、Vまでの知識がある。（尚、その際本気で宿主にキレたが、号泣しながらプレイを見守った模様）この子が人間味を取り戻せたのはVのおかげかもしれないと思わなくもない。
『見守る話』で手に入れた能力【目を瞑る蛇】により、記憶の操作を行えるようになった。
与えられた役割の影響で大きくストーリーに関わっていくことはしないが、ソラ達の手助けをしたり]V機関の人間に自分から関わりに行くなど地味に楽しんでいたりする。
神凪 月乃（カンナギ ツキノ）
トリッパー。デスティニーアイランドに流れ着き、ソラ達と共に過ごしていた。さらにキーブレード使いで、セブンプリンセスの力をまとめ上げる『月光の巫女』と呼ばれる存在であるなど、典型的な夢主設定であるが正式に世界に招かれた存在かは不確定。（現在は正式に招かれたと判明した）共にＫＨの世界に来たと考えられる友人を探している。
天真爛漫で、正義感が強い。だが、今の世界が好きだからこそ物語の改変は望んでいない。原作知識はすべてプレイ済みのため、最もあった。（Vが発売する前に来たのでVの知識はない）
ストーリー初期はトワイライトタウンのポットで眠りについていた。
お狐ちゃん（正式名称：蒼狐）
『主』と名乗る謎の人物から派遣されている主人公を監視するものであり、サポートする存在。恐らく管狐。兄弟の中で最も冷酷だという評価を受けている。ちなみに兄弟十匹いる中の三男。お揚げが好きで餌付けされている場面もあるがかなり有能な狐。
（某刀のゲームに出てくる管狐とは違い細めのフォルムである）
主人公が目覚めた後しばらく首に巻きついたまま離れなくなった。
謎の少女
真っ白な着物を纏う、古めかしい言い回しをする美少女。お狐ちゃんの主であるが、その目的も正体も不明。主人公も存在を認識はしているが実際に会ったことはない等謎の多い人物である。
何やら世界の管理者たちと関わりがあるように思われる。
白いソラ
その名の通り主人公とは逆のカラーリングで髪が白く、目が蒼い少女。しかしその目の色は心なしか濁って見える。精神世界に現れている点や本人も認識している通り主人公のもう一つの人格。好戦的な性格で一人称が“オレ”であるなどこちらの方が『騙す話』の主人公の性格に近い。主人公曰く神機の使用権限はこの白いソラにあるらしい。『繋ぐ話』で黒コートの女とともに真っ白な竜、ハンニバルの姿で現れ、主人公を全力で殺しにかかった。
シエル
トリッパーであり、この世界の異物。目的はまだはっきりとしていないが機関の生存では無いかと考えられている。
但し忘却の城ではツキノとお狐ちゃんに妨害された模様。
薄紅 リオウ（ウスベニ リオウ）
『騙す話』で主人公を連れ帰ろうとするも失敗。
今は普通の学生として過ごしながら主人公を探している。
紫道 亜梨子（シドウ アリス）
主人公の親友。数年前、主人公以外の人間の記憶から消えている。
現在はお狐ちゃんの話によると管狐兄弟の次女、紫狐と共に主人公と同じように世界の崩壊を防ぐ活動をしているらしい。
随時追加