生徒会長と保険医3 | ナノ

何も身につけていない無防備な下半身に手を伸ばした谷口は、なんの躊躇いもなく握り込むとやわやわと手のひら全体で揉んでいく。完全に萎えたソレはしばらく刺激を与えても恐怖のせいか薬の副作用か原因は定かではないが少しも反応を示さなかった。



「全然勃たないな、」



谷口は親指の腹でカリの窪みを撫でながら呟き、不規則な呼吸をしながら絶え間無く涙を零す篠原の前髪を手で掻きあげ、ぐちゃぐちゃになった顔がよく見えるようにした。



「あー、なるほど、ケツマンコずぽずぽされるのにハマっちゃった篠原くんはもう女の子とセックスなんかできないからちんこ勃たなくてもなんにも問題ないのな。」
「はぁっ、ひが、ぃがう、ちあ゛ぅぅぅ」
「次の全校集会でちゃんと言えよ?生徒の皆さんごめんなさい、みんなが投票してくれたこの学校の代表はお尻にちんこ入れられて気持ちよくなっちゃうド変態ですーって」
「う゛、ぅぅ゛〜…っ、ちが、う、う゛、うぇええ゛っ、」
「じゃあもうこっちやめてケツにしようか、な?」
「ひ、いあ゛っ、いぁああああっ!やぇてくらひゃ、やっ、やぁーっ!!!!」



耳をつんざくような必死の訴えを無視して膝裏に手を差し込み持ち上げると、そのまま篠原の顔の左右に膝を押し付ける。浮いた背中に谷口自らの膝を差し込み支えると、もはや篠原は体勢を元に戻せなくなった。だらしなくぶら下がった自分のペニスが今にも顔に触れそうな状態に悲鳴をあげたが、今更谷口が同情して行為をやめるはずもなかった。


拓かれた視界に、谷口の一番長い中指がなんの遠慮もなく自分の孔に侵入してくる様子を強制的に見せられ半狂乱になる。指は前後左右に小刻みに動きながら奥へ奥へと埋没された。


「ぅあ゛っ!!い、せんせぃ、いぁです、もぅむぃ、おぇがぃしぁう、う゛っ、」
「はは、日本語話せよ。何言ってるか全然わかんないわ」
「やえでっ、ぎぉちわぅい、もぉやぁ゛ぁあ゛っ!!!」


一度指を抜いた谷口は両手の親指で篠原の孔を左右に開いた。吐いた呼吸が露出した内側の肉にかかる程近くまで顔を近づけて観察する。


「あー、中真っ赤に腫れてる。あいつら容赦ねーなぁ。でも思ったよりゆるゆるじゃないかな…」


谷口はふと黙ったかと思うと口の中に唾液を溜め、孔の中に垂らす。トロリとしたその感触に篠原の背筋がざわつき喉の奥が鳴った。指を二本にして再び挿入すると唾液で潤ったそこは水音を立てながら素直に飲み込んでいく。


「あ゛っ、い゛、」
「すっげーやらしい。肉厚でヒクヒクしてて俺の指根元まですぐ咥え込んで…ほら、あっという間に三本目。」
「あっ、ん゛っ!せんせぇ、せんぇぃ、ぐずっ、ぅ゛、せんせ…っ、あっ、や、いやぁぁ……」


体が思うように動かない篠原に残された最後の手段は目で訴えることだった。先生先生と必死で呼びかけながら濡れそぼった瞳で視線を真っ直ぐ谷口に向け、やめて、と拒絶の色を浮かべる。
しかしそれが逆効果だった。



「……最後までするつもりはなかったんだけどな、お前が悪いよ、篠原」
「うぇ…っ、え……?え、えぅ、ぁに、えっ、…あ…っ?や、や、ゃらぁあ゛っ!!」



谷口の言葉の意味がわからず混乱する篠原の耳に、ガチャガチャとベルトを外す音が飛び込んできた。荒い呼吸を隠そうともしないで篠原の体に覆いかぶさった谷口はペニスを片手で持ち先端を孔に押し付けると一気に腰を進める。
まって、と叫ぶ間も無く熱いペニスが篠原の内壁を擦りながら奥へ奥へと挿入された。


「ぁ゛ぐ……っ、あ゛、ぁあ゛ぁ……」
「…きつ……っ、…」
「あ゛…ぅ、う゛っ、う゛うぅ〜〜っ、ひぐっ、っ、ひっく、ぅぐっ、うぇえん゛っ、」


瞬間、弛緩していた瞼の筋肉がようやく動くようになったのか、篠原の目が大きく見開かれ、呼吸が一瞬止まった。かと思うと次の瞬間には再び大粒の涙がこぼれ落ち、口をパクパクさせて空気を一気に肺に取り込む。


「篠原ぁ…、お前、いいアナ持ってるな……使わないの勿体無いって…」
「あっ、あ゛、いぁだっ、はぁっ、ずびっ、ひぐっ、あっ、あ゛ぅ、は、はぁっ、…っ、はぁっ、あぅ゛…っ、は…っ」


篠原は泣きながら運動直後の犬のように短い呼吸を繰り返す。ペニスの先端が最奥へ到達すると、谷口は直腸全体が痙攣しているのを感じた。



「ひっ、ひゅっ、…っ、はっ、はぁっ、ひぐっ、ひっ、…っ!?はぁっ、…っ、あっ、ひゅ…っ!」



喉から不自然な音が出始めると同時に、篠原の顔が更に一気に真っ赤に染まった。心臓がドクドクと脈打ち、呼吸がうまくできなくなったことに死の恐怖が脳裏によぎる。焦って舌を突き出すが何の気休めにもならなかった。



「たひゅけっ、はぁっ、ひゅっ、ひぅ、ひっ、っ、はっ、」
「……過呼吸か、ソレ相当苦しいらしいな。でも死んだりはしないから大丈夫大丈夫」
「はぁっ、はっ、あっ、ひゅっ、〜〜〜〜っ!?」


あろうことか谷口は今にも意識を飛ばしそうなほどの呼吸困難に陥り、パニックを起こしている篠原を無視して腰を動かし始めた。膝裏を持ち上げ篠原の腰をベッドから浮かせるとグチュグチュと音を立てながら激しくピストンする。


「はぁっ!?あぉ゛、お゛っ、あっ、ひっ、ひ、はひっ、ひゅ…っ!!」
「気絶はすんなよ、反応ないとつまんねえ」
「たひゅ、ひっ、あ゛っ、ひっ、や゛っ、ひうっ、はぁっ、うぁ゛っ!!」


正しい呼吸の仕方を完全に忘れてしまった篠原は、涙と涎と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔を歪ませて精一杯の抗議を口にする。しかしそれすら不自然な呼吸音に遮られ言葉の形を作れないまま嗚咽と共に逃げていった。目をぐるぐる回し舌を突き出して号泣する篠原は、既に思考回路がショートしてしまい、逃げる術を思いつくどころか考えることさえできなくなっていた。

やがてガクガクと激しく痙攣を始めた篠原に谷口の瞳の瞳孔がますます開いていく。ギチギチに締まったアナルを夢中になって堪能する谷口は、背後に授業終了を告げるチャイムを聞いた。

不在札を下げているとはいえ、廊下に人通りが出てくるだろうと考えた谷口は一度篠原の中からペニスを抜くと、うつ伏せになるよう体をひっくり返し再び背後から挿入していく。悲鳴を上げかけた篠原の髪を掴みベッドから浮かせたかと思うと、パッと手を離してしまう。力の入らない体に支えられた頭は重力に従い顔面から枕に埋もれるように着地した。


「うぐっ、ふぅっ、ふっ、う゛、ぅう゛〜〜〜〜ッッ!!!!」


整わない呼吸の嗚咽と悲鳴は枕に吸収され僅かに漏れるだけになった。枕からかすかに洗剤とアルコールのような匂いがして篠原の鼻腔を掠める。顔中の汁も布の繊維に吸収されどんどんと濡れて色を変えていった。
谷口が篠原の腰を掴み、何の遠慮もなくばちゅばちゅんっ、と卑猥な水音を立てながらピストンする。


「はひゅっ、おぇ、たひゅけれっ、だぇかっ、う゛ぶっ、うぅぅううう゛っ!!」
「なに、誰に助けてもらうの?ん?」


篠原は全身全霊の力を振り絞り、首を反らせるように持ち上げて助けを呼ぼうとした。その首根っこと後頭部に素早く手をかけ、再び枕に顔を押し付ける。その力は驚くほど強く、鼻や口が押し潰され、空気を吸うことが困難になった。本来ならそれが過呼吸には効果的なはずだが、下半身に刺されたモノに犯されている篠原の呼吸は一向に改善せず、死んでしまうのではないかという恐怖とパニックからいつまでも逃れることができなかった。



「ふぅっ、う゛、う、うぅっ、う、うぇ゛っ、ふぐぅぅ……ッ!!!」
「篠原、苦しいよなぁ、可哀想に。だけどお前のケツすっごい気持ちよくてやめられそうにねぇわ。ごめんな?」
「う゛ーっ!!ふっ、う、ーーーっ、〜〜ーーーッ!」


篠原の目の前にチカチカと星が光り、意識が飛びそうになったその瞬間、腸内の一番奥に谷口の熱い液体が注がれる。
ぶるっと小さく震えた谷口は全て注ぎ切り満足するとゆっくりとペニスを引き抜いた。篠原の顔を掴んで横を向かせ塞いでいた鼻と口を解放し背中を優しくさすると、徐々にではあったが呼吸が正しいリズムに治り始める。うわ言のように「あ、あ…」と声を漏らす口に、谷口は指を突っ込みわざとらしく音を立てながら唾液をかき混ぜた。



「あー…、ハマりそーで怖い怖い。とりあえず今日あと何回かヤってもいい?」
「ひっ、ひぃぃ…っ、ひぐっ、ひっ、ひぅ、うううう゛っ!!!」
「大声出すなよ、また苦しい思いしたくなかったらな」


谷口の言葉に悲鳴を上げた口を掌で押さえつけると、光の消えた瞳はどこか遠い目をしてゆっくりと閉じられた。幾重にも重なった涙の跡に新たな一筋が伝う。微かな希望すら見出せなくなった篠原は、されるがままに深淵へと堕ちていった。


end.
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