太陽を追いかける向日葵の話。
太陽を追いかける向日葵の話。

はじめは、私もただの花だった。
そこらにある花と何の変わりもない花だった。
いつしか、皆各々の好きな姿になっていったけれど、
私のように、あの方そっくりになったものはいなかった。
それはきっと、私があの方を想っているから。
想うあまり、姿形まであの方そっくりになってしまったんだわ。
私は常にあの方を追いかけているわ。
できれば、世界の果てまでだってあの方を追いかけていたいけれど。
そうすれば良いじゃないかって?
できないわ!
できたらとうの昔にしているもの。
わからないの?
…私の首にも限界があるってこと!










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