時を止めるように
あなたに最期をみてほしい
あなたには菊の花が似合うと思う
どちらも同じ、白い花
死合わせを運ぶ青い鳥
私に幸せを届けてください。
ねぇ、あの人はどこにいるのかしら
一人で残されてしまった。
星はもう何度も廻った
少し、悪戯がすぎますよ
穏やかな揺りかごの中でみた夢
冷蔵庫であたためましょう
このまま眠っちゃだめですか？
花は散り際、華は蕾が美しい
果実は未だ熟れず、売れぬ
好きだと一言囁いてくれればよかったのに
冷えたものは
60億分の悪戯
嘘の二重否定
その目玉を私にちょうだい
千夜一夜の恋物語
星空ロマネコンティ
虚構の愛を飲み干して？
朧月夜にあいましょう
月色の雲をたなびかせ
君はまるで黒曜石
星を掴んでみせようか
一番素敵だった夜へ
硝子細工の天の川
記憶の中の彼（か）の人は
ロマネコンティ：お酒の名前
リトマス試験紙の恋模様
あなたの色に私は染まる
海月（くらげ）は夜の海に恋をした
砂にかいた手紙
たとえばそれは九月の夜
女郎花（おみなえし）に口づけを
笑わぬ女神へ
誰よりも愛しく、愛しい
だから、君は僕の希望なのだと。
世界は無色である、と
隣人の仮面
家畜の礼儀
あの子は良い子じゃないのよ
私？気長じゃないの
あなたの仮面を剥ぎたい
隠し事があるのは互いにだろう？
貧乏揺すりはおやめなさい
鏡にうつったのは私ではない誰か
魔女裁判にかければいい
左隣のあの子は