最終列車に乗って
あなたのいた世界を捨て去ります
君のいる世界へ飛び立てるかな
銀河鉄道は何処にあるの？
一人バスターミナルに迷い込んだ
見当違いのお門違い
暗夜行路は滑り落ちた
小指の糸は契れた
小指を千切って捧げよう
代金代わりにしておくれ
銀河鉄道：宮沢賢治の童話より
暗夜行路：志賀直哉の小説
見飽きた朝日に別れを告げよ
さよならは一度しか言わない
何も永遠じゃないんだから
アタシは運命なんて信じてない
ほら、またあえた
帰り道なんて忘れたよ
花占いの結果なんて気にしてない
ちょっとした放浪癖
風はまだ少し冷たい
このままここにいたいよ
愛してなんて言わない
愛も恋も自己満足
自己犠牲の集大成
天使と悪魔の違いなんて紙一重
監獄から抜け出して
何処へ行こうか
君とならどこへでもなんて
幸せと幸福との違い
分かれ道はどっちを選ぼうか
どっちを選んでも幸せにはなれないけれど
急に海が見たくなった
アイスクリームが食べたいんだ
無性に青が恋しい
青はあなたの色だからかな
あなたの青は何色だっけ
黄昏が目にしみる追憶
ゆらゆら陽炎
くらくら眩暈（めまい）
冷たい水に足を浸す
ああ、私は今、やっと世界と繋がった
今までがちょうどイイ
少し湿った海風が好き
おかしいな、雨がしょっぱい
平穏を崩したのは誰だ
君は浮き雲
それは願ってはいけないもの
四畳半の部屋で体育座り
今日は雨漏りがひどいな
このまま風邪を引くのもありかもなんて
君の体温（ぬくもり）が欲しい