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・ミラフォン多め。
・大体は表と全く別の子達。
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「電話さん、ヤりましょうよ」

「そういう気分じゃねーの」

「またまたぁ、気持ち悦い事大好きでしょう?」

「んあ、ばっ、ちょ、やめろって、ズボンの上から触るなよッ」

「そういう気分じゃないなら、そういう気分になって貰おうと思って‥ほら、勃ってきた。チョロいですよね本当、直ぐに遊べる」

「‥っは、ふ」

「震えてる、可愛い‥気持ち悦いの我慢しなくて良いのに」

「うる、せ、‥」

「素直じゃない子のは直接触りたくないなー。このままもどかしいのが希望ならそれでも良いんですけどね、俺は」

「〜っ、勘弁してくれ、生殺しとか悪趣味すぎんだろ」

「胸も触ったら直接じゃなくてもイけません?」

「ひ、ぃ、あッ、待ってヤダっ、そんな‥!」

「こっちも感じるなんて、もう女の子ですよ電話さんの体は」

「ん、やっ‥違」

「息上がって来てますけどね‥。どうです?イけそ‥?」

「‥む、り、やだ、こんなん‥ッ」

「自分で触れば良いじゃないですか。あんた両手あいてんだから」

「!あ、‥ん、‥‥え、あれ、ちょ、やだ、やだっ、うそ、っ、なんで?!」

「どうしました?」

「た、タイ、‥ぅ、‥‥チャック、」

「は?」

「噛んだ‥下げられね‥」

「‥‥っ、あははは!何だよそれ!あんた最高に馬鹿だな」

「ひぅ、‥はぁ、ん‥‥やめ、‥‥チャックあけらんねぇっつてんだろぉ、触るなよバカッ、うぅ」

「‥イきたい‥?」

「‥ん、‥ふッ、イ、きた‥‥」

「イかせて下さいだろ」

「ッ、調子、乗‥あ、?!あっ、ちょ、待ッ、ヤッ‥!」

「‥イかせて下さい、は?」

「い、‥イかせて、‥‥くださ‥ッ、つ」

「‥‥んー‥まぁ、それで良いかな‥。良くできました?」

「タイヤ、‥‥はやく、ンッ」

「はいはい。イきたくてイきたくて堪らない電話さんは判断能力落ちすぎですよ。あんたのジーンズサイズ合ってないんだから手ぇ位余裕で入るでしょうに」

「‥‥あ」

「まぁ可愛いおねだりもしてもらえたし?俺としては嬉しいですけど」

「あんっ、ンンッ」

「直接触ってもらえて電話さんも嬉しそうですね。こんなぐちょぐちょにさせちゃって」

「言う、な、バカ‥ッ」

「ふふ、すいませんね。ちゃんと出させてやるから許して下さい」

「あ、っ、アん、‥タイヤ、待って、そんな激しく擦られたらオレ、も‥‥っ」

「どうぞお好きなタイミングでイって下さい?」

「っく、‥はぁ、‥あっ、アアッ、ン‥‥っッ、!、んん‥は、ふ‥‥はぁ‥」

「べとべと‥見えます?厭らしいですね‥舐めて下さいよコレ。俺の手、汚れちゃったんで」

「‥最悪‥‥ん、‥はむ、んぅ‥はぁ‥‥タイヤ、タイヤ、オレ‥」

「もじもじしちゃって‥全く。後ろじゃないと満足出来ないなんてやっぱり女の子ですよ、あんたは‥ジーンズ駄目になりますけど、いいんですか?」

「いい、よ、‥‥もう、そんなんイイから、後ろ、切ない、からぁ‥」

「あーらら、泣きそ、かわいー。んじゃ、すいませんけど破きますね、失礼します‥っと」


2016/08/25 02:54



幽霊の霊、で。レイ。俺の名前ですよ。
随分とまぁ、イかれた名前でしょう?


2015/03/30 23:19



俺がいる、っつたくせに。早速家にいねーの、あのバカ。何処行ったか知らないけど、この時間に居ないのはやばい

時々ふらっと居なくなっては、ズタボロで帰って来て

ああ、ほら、見ろ。言わんこっちゃない。

「‥‥あれ、電話さん‥あんた、今日仕事は‥」

「休みだよ。急に代わってくれって言われて、明日出る事になったんだ」

「‥なんだ‥居ないと思って散歩に行ったのに」

「たかが散歩でどうして流血沙汰になってるんだお前は」

「え、俺、血出てます?」

まいったなぁ。とか、何とか言いながら。学ランの上を脱いだアイツのシャツが血塗れ過ぎてオレの方がぶっ倒れるかと思った


「明日仕事って事は、学校は‥」

「行く訳ねーだろ。毎日学校通ってたって金入らないんだぞ。単位と出席日数ギリギリとっときゃ卒業は出来るんだっての」

「いくら学費の為って言っても、あんた、働いてる時間の方が多くてあんま学校行けてないのに何で」

「‥オレは、‥いや、オレだけでも。大出るって、約束したんだ。タクシーと‥オレを養う為に高校すら行けなかったアイツが、オレにはちゃんと大学まで行けよって言ったから。約束、守らねーと」

「学校行ってるフリして毎日学ラン着て、‥馬鹿みたいですね‥。それでも、先輩は毎日毎日仕事で、あんたが学校行ってないって知らないんだ」

「言うなよ」

「言いませんけど、その内学校側から連絡来ますよ?」

「大丈夫、抜かりねーもん。オレ勉強出来るから成績上位だし、教師の弱味握ってるしー」

「典型的な勉強の出来る駄目な生徒ですね」

「うっせ。つーか、お前は何処で誰と喧嘩なんかしてこんな事になってるんだ。手当てする側の身にもなれよなぁ‥」



お散歩大好きなタイヤは相変わらず。

定期的に血塗れでご帰宅される。大体一人の時に街中ふらふらしては色んな所で問題起こしてる

パブリックフォンは優等生なんだか、駄目な生徒なんだか‥ってところ。学校行ったらわりと皆で馬鹿やって騒いでるから、学校生活は楽しいらしい。が、学校にいると学年が違うはずのタイヤの付きまといが酷くてうんざりする

そしてタイヤは凄くサボり魔。パブリックフォンの居ない学校に行っても意味ないと思ってるらしい。学校にいても、屋上とかでぼーっと空見てたり、公園に良く出没したり。お金ないのにゲーセンにいたりする。因みにこいつの所持金は常にゼロ円。


2015/03/30 01:03



ひとりぼっち



「あ、いたいた。探しましたよ。こんな所で何してるんですか?家出少年さん」

「‥うるせぇ。どうせ帰ったって、アイツいねぇもん。帰る必要なんて‥」

「寂しんぼさんですねぇ‥先輩がいなくても。俺がいるじゃないですか‥だから、ほら。一緒に帰りましょう、ね?」

「‥‥ん、」





タクシーは朝から晩まで働いてるので、一緒に住んでるのに殆んど会えない。でも、最近住み着くようになったタイヤのおかげで。ひとりぼっちじゃなくなったパブリックフォン。

無機物は学パロでも無機物呼び。本人達曰く、何故か落ち着く、との事。自分達でよびあう時以外は伝わらないので。他の人に話す時とかは、一応名前呼びをする。


2015/03/28 22:19



「こんばんは、お邪魔します」

「‥‥よぉ」

「あれ?鏡さん、お疲れですか」

「‥まぁな。んな事より、どうした。タクシーの奴死んだのか?」


ここ何日かでの魂の出入がおかしくて、死神と一緒になってひたすら数合わせに奮闘していた。増えたと思ったら減って、減ったと思ったら大量に増えて。合わせても合わせてもまた直ぐに、数にズレが起こるせいで気が狂いそうになっていた所に

突然、自分の駒が行方不明だと糞鼠が怒鳴り込んで来やがるもんだから

死神も、それを言うなら自分の所でも駒だか何だかが足りなくなったと珍しく糞鼠との言い争いを起こすわ。俺は俺で、封じていた筈の視る能力に抑えがいきなり効かなくなるわで。世界の上の奴等は俺含めてえらい騒ぎになっていた

そんな中、タクシーを連れたタイヤがひょっこりと帰って来た訳だか。

あの阿呆寝てやがる。俺がこんな疲れてる中で、どんな身分だ畜生


「死んではいないんですけどね。死にかけた、かな‥これでもお疲れなんですこのヒト」

「‥そうか」

「それで。今、寝てはいるけど先輩ちょっと落ち込んでて。あんたの傍に居させるのが一番だと思って連れて来ました。引き取ってもらえません?」

何かあったのか、なんて。分かりきった事は聞かない。暴走しかけてた力が落ち着いて、無茶して帰って来たであろうコイツ等を無理には視てなくて詳しい事は分からないが

糞鼠が駒の行方を追えなくなる位には、大変だったんだろうから。

「ったく、面倒だからって押し付けんな。こっちだって疲れてんだよ」

「‥すいません。でも、俺じゃ先輩を慰めてやれないと思うんで‥お願いします」

何時もの軽い調子は何処にもない。ただ、真剣に言われた言葉に。頷いてやるしかなかった。

タクシーを置いたら、直ぐに部屋を後にしたタイヤは。恋人を一人で待たせているのだと、そう言って少し駆け足でいってしまって

残された俺は、眠るタクシーと二人きり

俺も眠かったから、そのまま寝てしまおうとした矢先。あっさり目を覚ましたタクシーが、俺を見た途端に悲鳴にも似た大声を上げたかと思えば


「み、みらぁあ!」

「‥情緒不安定かよ」

「っふ、え、‥みら、ミラー‥‥」

泣きながら抱きついて来たので。抱き留めてやって背中を擦りながら。ヒトに言えた台詞ではない事を呟いて、それでも。タクシーが泣き止むようにと黙って受け止めてやる事にした


2015/03/23 00:30


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