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今日はおねえさまと一緒に帰る日だったのに。職員室の隅で、ぼそりとそう呟いた少女は、目の前の男子生徒を睨みつけた。 「んだよ」 「そっちこそ何よ?折角のおねえさまとの時間を潰したくせに」 明らかに挑発的な声に、教師陣の表情が強張る。過去に何度も問題を起こし、はたまた解決してきた双子の片割れだからこそ、かなりの注意を払わなければならなかった。 「大体、そっちが蹴って来たんだろ?」 「失礼ね、自分が他人を蹴って泣かせた事は棚に上げるなんて」 「泣かされたいのかよ」 「お生憎様。私はアンタなんかに泣かされるワケないでしょ。むしろアンタを泣き叫ばせてあげるわ」 やると言ったら本気でやる。人を蔑むような笑みを浮かべた鮎柳家の次女の言葉に、緊張が走った。 「やめなさい、鮎柳さん。貴女のその正義感はとても良いことだけれど、手を出すのが早過ぎるの」 「手じゃないわ、足を出したんです」 「減らず口も健在なら、どうしてこうなっているのか、ちゃんと理解してちょうだい?」 「理解したくもありません」 担任教師の言葉に、これ以上耳を貸す気は無いらしく、少女はそっぽを向く。 「…とにかく、姉が待ってますから、先に帰らせてもらいます。ソイツがどうこう言い訳しようと、他者に暴力を振るっていたのは事実ですから」 それじゃ、失礼します。 彼女の心境を表すかのように、大きく音を立てて閉められた扉。それを見た教師陣は、ようやく一息吐いたのだった。 >>おかしいな、こんなSっぽくするつもりじゃ…^p^←←←
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