どろり飽和する

仄暗い嘘が消失した

気の遠くなるような幸せのあとで

愛し過ぎた代償

名ばかり神様

悼みにもならない

つがいのとり

吐き出すような群青と

暗く閉じたその先が愛しい

哀れなほどに殺したい衝動



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