「雲雀さん、今日は節分です」
「それぐらい知ってるよ」
「というわけで豆まきしましょうはい雲雀さんが鬼ですよ鬼は外ー!」
「何でいきなりそうなるわけ。君はいつも行動が突拍子すぎ…って君今本気で投げたでしょ地味に痛かっ(ばしん)」
「鬼は外ー!福は内ー!」
「…(いらっ)」
「どうしたんですか雲雀さん急に黙っちゃって…って何豆構えてるんですかまさか投げる気ですか駄目ですゆ雲雀さんは鬼なんだか(ばしん)らって痛い痛い痛いです雲雀さん!」
「きみはぼくをおこらせた」
「ぎゃー!」
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「ふう、もう豆まきはやめましょう。豆食べましょう」
「…君って自分の都合の悪い時そうやって逃げるの上手いよね。軽く尊敬するよ」
「いやだなあ照れちゃいますよ」
「褒めてないから」
「あはは、またまたー。はいこれ雲雀さんのです。歳の分だけ食べるんですよ」
「ん、ありがと(もぐもぐ)」
「いえいえー(もぐもぐ)」
「(もぐもぐ)」
「(もぐもぐ)」
「(もぐもぐ)」
「…」
「(もぐもぐ)」
「…」
「(もぐもぐ)」
「…雲雀さん、それ食べすぎじゃないですか」
「何言ってるの、僕はいつでも自分の好きな年齢だよ」
山もなければ落ちもない