小説 | ナノ
(塚不二)



夕焼け色の部室で
そのジャージを着た
威厳のある姿が好き

白く浮かんで
見える息も好き

「好きだ」

そう紡ぐ口が好き

胸に響く声も好き

「誕生日おめでとう」

まっすぐな目が好き

すっと伸びた鼻も好き

「不二…」

僕の肩を掴む手が好き

少し手を伸ばせば届く
しっかりした胸も好き

そっと重なる唇が好き

中で交わる舌も好き

鬱陶しく思う眼鏡も
意外に長いまつ毛も
首元にあたる髪も
互いに触れ合う頬も
口から漏れる呼吸も
君と僕を紡ぐ唾液も
僕を求めてくる体も
全部ぜんぶまとめて

すき
スキ
好き

僕は君なら
なんだって
どこだって

好きな一部なんだ
だからこんなにしちゃった責任
ちゃんととってよね?
ね、手塚?


― E N D ―


あ と が き


不二誕祝いにかいてみた
ハルさんの誕生日祝いにも贈ります
不二視点でお送りしましたが
いつか手塚視点も書いてみたいなーとは思います
まぁ夢でおわりそうですが…

そして相変わらず英語タイトルとかつけてますが
文法とか知りませんよ、もちろん

閲覧ありがとうございました=3

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