小説 | ナノ
いつまでも、いつまでも
君と祝えたら嬉しいな





愛してる、


2/28

私の恋人の周助の誕生日は今年は一日早め
今日は私の家で二人で過ごすつもり

プレゼントだって用意した



ピンポーン

家のインターフォンが鳴る



(来たかな)


軽やかな足で玄関まで向かう




ガチャ



『ふふっ随分早いね出るのが』

そこにはにっこりとほほ笑む大好きなアナタ

「だって待ってたんだもん」



さ、入って入ってと言って、
周助を家に招き入れる




「周助、誕生日おめでとう。一日早いけど」



ぎゅっと抱きつく
愛しいアナタに


『ありがとう名前。愛してるよ』


抱きついてくれたお礼なのか
ちゅっと額キスをした



和やかな誕生日が過ぎていく



「あ、周助。コレ」


小さな小包を渡す
中身は見てからのお楽しみだよ


『ありがとう。開けていい?』

「もちろん」


綺麗な包み紙を外し、
箱のふたを開ける


中には手編みのリストバンド


「頑張ったよ。かなり」

冗談のように笑ってみせる



『ありがとうっ!』


さっきまでの落ちついた周助の声とは思えないほど跳ねて


ぎゅっと抱きついてきた


「使ってね」

『もちろんだよ』

『ふふっ 実はね名前にもプレゼントがあるんだ』



いったん、私を離した周助はニコリと微笑む


「へ?だって周助の誕生日じゃん。なんで私が?」


頭にハテナマークをいっぱい浮かべて
首をかしげる


はて?


『はい。』


長方形の長めの包みを渡す


「あ、ありがとう」


今の状況に追いついてない私はあいまいな返事を返す


開けてみると
そこには


『名前がどこにもいかないための契約物みたいなのだよ』

可愛らしい指輪がかかったネックレス
内側には"I love you"なんてベタな文字が彫ってある

契約物と語る周助は
悪戯っ子みたいな笑みを浮かべる



「ありがとうっ でも契約物なんかなくても私は周助の隣にしか居ないよ」


『それは勿論だよ。ホラ、おそろい』


服の下から、チャリンとネックレスを出す


これからもずっと一緒でいられますように



"Shusuke Happy Birthday!"



愛してる、
<周助への最大のプレゼントは私の一生>





○あとがき○
FBIの企画に乗らせて頂きましたキアルです(。´・ω・)
頑張って書いてみました。
不二クン、誕生日おめでとう。
これからもアナタの素敵なところ、バンバン書いていきます(笑)
市夏様、この度は参加させて頂き誠にありがとうございました(o´∀`o)
またの機会があればお願いします。

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