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最近、この部屋にお客さんが来るようになった。掃除屋さんの、空さんという男の子、というか、男性というか、まあそれは置いておくとしてもこの部屋を掃除してくれる人だ。
私の腕に付いている拘束具がなかったら、自分で全てやってしまうのだが所詮罪人で人殺しの自分にはそんな自由は与えられない。それにたまに来てくれる彼の様な人がいなければ、恐ろしくてとても外に出ることなど出来ない。

寝起きでボーっとしている時に鳴るノックの音は私を覚醒させるには充分な代物だ。

「…どうぞ、」
「はいはーいこんにちはー。」

笑いながら部屋に入ってくるバケツを被った掃除屋さんを見て、なんだか安心した。ただ胆に面識がある人だからだろうか、まあおそらくはこの人が私に暴力を振るった事がないからだろう。

「また寝てたの?外は良い天気だよー?」
「…外は、怖いので、」
「そっか。じゃあベッドに避難してねー掃除始めるよー。」

この人の笑った顔が好きだ。だが煙草はいただけない。体に悪いから吸わない方がいいのに、そう言おうとすると話が妙な方に逸れて終わる。彼は仕事が大変なのだろう、これだけの人数が居る、島なのだから。

「おわりーっと!」
「あ…ありがとう、ございます、」
「いやいやこれが仕事だから全然オッケー。で、レレリアちゃん明日一緒に散歩しない?」

彼の提案に驚いた。自分と散歩?変わっている人だとは思ったが、本当に、変な人だ。

「え…と…、掃除屋さんが煙草を吸わない時なら、是非。」

ちょっとした悪戯というか、からかいのような、とりあえず煙草は身体に悪い物なので自分と散歩の時は止めるような条件を出してみると、なんだか別の解釈をされてしまった様で、「あ、もしかして嫌だった?うわー振られちゃったー。」と言っていて、慌てて理由を言おうとするとあっ次の仕事!と部屋を移動をしようと扉に向かっていた。

「急に誘ってごめんねーでも良かったらまた誘うからー。」

にこっと笑う掃除屋さんに、なんと言えばいいのかわからず、今にも外に出ようとしているから、

「あっそっ空さん!」

思わず名前で呼んでしまった。

「えっなに!?」
「あっ明日行きましょう!お散歩!」

久しぶりに大きな声を出した所為で喉が痛かったが、今はそれを気にしている場合ではない。

「…まじ?やった!ありがとー!じゃあまた明日ねー!」

そう笑って言うと扉を閉じて行ってしまった。こちらと言えばもうなんと言うか色々頭が回らない事態に直面して、頭がぐるぐるして、ベッドに倒れた。



ぐるりぐるらら笑顔の日

(レレリアちゃーん)
(ひぃっ!あっあ、掃除屋さん、)
(あれっ空って呼んでくれないの?)
(…禁煙したら呼びます)
(…俺の事嫌い?)

(同じ手には乗りません!)



勝手に借りた挙げ句こんなんでごめんなしあああああorz
正直空さんのキャラが違いすぎてごめん…反省はしている…


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かやさんは08を爆発させたようです\ぱーん/まだまだ新米キャラなのに好きになってくれてありがとうまいしてます。メールで直に送ってくれたその心意気もSUKI。とにかくかやさんあざます!!!
10.0806.