激しい下からの突き上げに、善がり狂うサク。白い首筋が隠すことなく晒されて噛みつきたくなった。その肌を伝う汗を舐めて、薄くなってしまったうなじの証に、もう一度誓いを。

「んあ、あ、なにかんがえ、て…ッだよ!」

サクはその切れ長の瞳に涙を貯め、欲に濡れた美しい顔面を歪ませてこちらを睨みつけている。動きを止めると、ナカで勝手にうねる粘膜が俺の男根をいじめて仕様がない。

「もういい、アキさんは動くなよ、動いたら俺がアンタを犯す」

その脅しにもならない脅しに頷いて、ゆっくりと動き始めたサクの様子をじっと見つめる。腰を味わうようにゆっくりと前後に動く。その動きがいやらしくてそれだけで俺は興奮してしまう。自身の気持ちの良いところに当たるように動くのだが、まだ足りないとでも言うかのように、彼の粘膜はキュウキュウと締め付けてくる。

「は、ん、んん…ッ、んあ、はあ…」

瞼を固く閉じた彼は、快楽を咀嚼しているようだ。それでも、俺には物足りなくてサクの腰に手を当てた。
「ダメだって言ってるでしょ」
そう言って、腰に当てた俺の手は払われてしまい、唇を尖らせると「かわいくないから」なんてバッサリ切り捨てられてしまった。
俺を焦らすように動くサクに俺は、腹筋を使って勢いをつけて起き上がる。
「ッ!?…あ!んあ、動いちゃ、ダメん、んあ!!」
背中まで腕を回して抱き込むようにして思い切り腰を突き上げた。奥の肉襞に激しいキスをするように突き上げる。強すぎる快楽から逃げるようとする彼の身体を、抱き込んだ。
逃がすつもりなんて、さらさらないのだ。

「ああ”ッ、も、ア、ア!も、奥…いや、やぁッ…」
「な、お前の結腸口が下がってきてる、お前の身体は、いれて、いれてってねだってるんだよ。…ココで射精したら、できちゃうな…?この奥はもう、子宮だもんな」
「ちが、ちがあッ…ぅんア…ッ」
「ほら、入るぜ…?…ッ」

ぐぷり、と亀頭ごと呑み込んだ子宮口にカウパーを塗りつけるように、腰をゆっくりと動かした。ぐぷり、ぬぷり、と本来開いてはならないはずの場所を蹂躙する。

「…ッ、ッッ、…」

あまりの快楽に、力が入らなくなってしまったサクは俺の鎖骨に頭を埋めて、音のない喘ぎを繰り返す。そのまま、結腸口を犯し続け、サクの奥の奥に吐精をして強く強く彼の身体を抱きしめた。

「イッテ!!」
射精の余韻と吸い付いて離れてくれない粘膜を味わっていると、突然、首筋に激痛が走って何事か見るとサクがにっこりとほほえんで、俺の首筋に噛みついていた。鏡で確認しなくてもわかる、きっとくっきりと歯型がついていることだろう。

「俺、言ったよね」

喘ぎすぎて、喉が枯れてしまったようで掠れた声でサクが言う。掠れながらも、その声ににじませた絶対的な音色。俺の背中に冷や汗が垂れていく。

「じゃあ、次は俺の番ね、アキさん

俺は、あっという間に組み敷かれベッドに沈められる。…あれ、おかしいな、結構激しくヤってたぞ…?コイツ化け物か…?そんな疑問も快楽で埋まり、馬鹿になっていく。
俺は考えることを手放した。


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