サブ主♀
「トウコは僕と買い物に行くんだってば!」
「いいえ、私と食事です!」
聖夜も何も関係なくギアステーションに来た私を挟んで言い争いを始めた白黒の車掌達。
いつも笑顔なクダリさんがへの字口になり、いつも冷静なノボリさんが声を荒げる。
そんな二人が合わせ鏡のようにそっくりで笑いを堪えていると、これ又同時にこちらを向いた。
「トウコ買い物の方が良いよね!?」「貴方の意見を押し付けるんじゃありません!」
どっちもどっちです、なんて言えるわけがない。
「さ、三人で出かけません…?」
困り果てた私が出した案に、二人が複雑そうな顔をしたのは気付かない振りをすることにする。