ノボ主♀

正午の鐘が鳴ってお昼休み。
毎日この時間を楽しみに午前の仕事をこなしてる。
でも今日程この時間が苦痛に感じたことはない。

「ノボリさんのお弁当も美味しそうですねぇ」
「一口差し上げましょうか」
「本当ですか!?」

何この状況。弟の目の前であーんとかやる普通。
しかもお返しとか言ってトウコもやり返してるし!
ノボリってばいつもの仏頂面何処にいったのってくらい顔緩んでる。
あまりのバカップル振りに呆れ返って溜息を吐いたらノボリに具合でも悪いんですかって聞かれた。
誰の所為だと思ってるの。

「おや、トウコ様ソースがついております」
「えっ、あ、有難うございます…」

トウコの口元についていたソースをノボリが指で拭って当然のように舐め取る。
嗚呼もう、僕今なら砂糖吐ける気がする。







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