2014summer | ナノ

あんたが「いやだ」と言って泣くから

寂しくなる用意をしておいで
つがいのサンダル
鬱蒼の森
ピアス・ホール は Super Sonic
枝豆がたくさんある理由
まぼろしとノヴァ
盛夏あなたがそばにいない
くだらないこと
砂漠に裸足
ゴー・ホーム
雨と目覚めの遠い街
しあわせごっこしようか
速贄を攫う眼
なにをしても僕から離れる
望まれない
おれがおまえ好きだったの忘れた?
NEVER STAND BY YOU
あかるい夜と冷たい指
グッドナイト・パレード
きみとあのこの話
銃にリボン
おれの使い勝手いかが

たとえばレシートの文字が消えていくみたいにぼくらから薄れてゆくいくつかの話

バルコンで待つてゐて
素晴らしい退屈
おまえなんかエロだよエロ
夏至の使い方
ブルーハーツと山手線
馬鹿が引くとかなんとかっていう
お粥もまともに作れん俺に
熱いのとんでけ君の胸まで
きすしたらいいよ
学級日誌の一番したに
pierrot
おまえの何もかもが免罪符になると思うな
熱い鍋底とかなしいこと
ベビーパウダーとその他のこと
他人の汗はかぶれやすい
ぜんぶ涙になって出てけよ
夜更かしのソーダ
あたしのしあわせはあんたのじゃない
足下は茨
おねがいとカレンダー
嘘は〇よりも強く輝く
うまれてはじめてきみについた嘘
愛おしいはあんたじゃない
きみが教えてくれた星を忘れたら会いにゆく
三流映画と日焼けたカクテル
なみだの名前
海岸通り下って8キロ
プラネタリウムと次の夏まで
弾む群青
からだひとつでデートをしよう
金の釦のこどもたち
ひとりっきりのわたしになる
アンダー・ザ・スキンとひかる魚

好きでいようって決めたのに

常夜灯とビスケット
とどかないから欲しいの仕組み
星もつかめない透けた手で
もうじき波はきこえなくなる
アパートの南極
雨も火も花もあなたのための
ずっと耳の奥の方
寄る辺のないバター
きみに沈んだ魚の骨
微熱の国
あなたのつけた傷に似合うのを選ぶよ
去りゆく人の夏野菜カレー
かしこい子のビール
テディ・ベアと僕の航海
白帆をあげてトパーズ砕いて
バケツできみの海を渡りに
あんたがいいよと泣いていたい
その顔を見せて
眠らぬオルカ
うまれるためのひとさしゆび
恋人でもつくれば
そんなさみしいことなんで言うの
真夏の葬式
カフェオレと犬
もっと切なくなるといい
馬鹿が泣いているときにするためのキス

たとえばきみがわたしじゃない誰かに髪を切ってもらったような日おもうこと


きみへのご飯を
「おやすみ」を
親愛を

自転車の補助輪や仮縫いの糸みたいに
いつか俺まるごといらないって言われたらどうしよう


愛してるよっておまえが言うから



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