06 賭事の才覚
基「イナイレ界のカイジとは俺のことさ」
円「なるほど、カイジってなんだ?」
風「あれだろ、アルプスにおじいさんと住んでる…」
基「それはハイジだよ、風丸くん」
風「品川の相方でミキティの旦那の…」
基「それは庄司だよ、風丸くん」
風「空海が開いたとされている真言宗の…」
基「それは高野山…って、風丸くんさすがにわざとでしょ」
風「だってカイジ見たことないしな…」
基「…うん、俺もないよ…」
円「ざわ…ざわ…」


07 持たせてはいけないもの
宮「宮坂です!」
風「知ってます」
宮「携帯買ったんでメアド教えてください」
風「なるほど、宮坂には携帯を持たせてはいけない、ってオチだな!」
宮「どういう意味ですか風丸さん」
風「悪いがお前にはメアドを教えられないということだ」
マ「メアドぐらい教えてやれよ」
風「マッハお前懲りずにまた来たのか…」
マ「そうだよ悪いか」
風「悪くないがそれがどうした」
マ「宮坂に風丸のメアド送っといた」
風「マッハお前……」
宮「え…」
風「どうした、宮坂」
宮「さっき知らないアドレスからメール来たから消しちゃいました…マッハ先輩のだったかも…」
風「おおぅ…よくわからないが命拾いした」
マ「つまりお前俺のアドレスを登録していないということだな」
宮「そういうことになりますがなにか」
マ「いや別に…」
風「そういや俺もマッハのアドレス登録してないかも」
マ「お前ら…」


08 名前の由来
壁「塀のようにしっかりした子になれ、って意味らしいッス」
佐「次男だから。あとなんか歴史上の人物がうんぬんって聞いたけど覚えてない」
綱「じーちゃんと同じ名前だぜ!いい名前だろ?」
鬼「有する人であれ、から有人だ。すばらしい名前だと思う」
立「勇気を持った子でいてほしいから、って…そのまんまなんですけど、気に入ってます」
円「大切な人を守れますように、ってことらしいけど、今はゴールばっかり守ってるなあ」
染「竜みたいな強くて逞しく向上心を持った子供に…、って感じじゃねーか、多分」
緑「あっ、じゃあ同上でお願い!」
ヒ「どうなんだろうね、気になるなあ…」
栗「鉄のようにしっかりした…って壁山と被ってるでヤンス」
虎「虎ってカッコいいですよね!俺、虎って大好きです」
飛「征せよ、って言われてたけどよく意味分かんなかったッス…」
風「一郎か太郎が良かったから混ぜた、って正直センス疑った…」
豪「父親と母方の祖父から一文字ずつもらった」
木「あんまり思い出したくないなー…なんて、覚えてないだけだけどね、ウッシッシ」
吹「雪のように白くて綺麗だったから、士郎。なんだかロマンチックだよね」
不「…くだらねぇ……」


09 子供に付けたい名前
円「シュート、とかゴール、とか?」
豪「円堂らしいというか…いやまてお前ゴールキーパーだろ、シュートとかゴールじゃ駄目じゃないか…?」
円「あー、そっか、決められちゃうのかー」
鬼「ナイスくんとセーブくんはどうだ?」
吹「いっそポールくんとかはどうかな?」
風「鬼道はともかく吹雪は悪のりだろ、やめろよ、本気にされるぞ」
吹「一郎太には言われたくない」
風「………」
円「…んー、まあいいや。鬼道は?どんな名前つけたいんだ?」
鬼「そうだな、一文字ずつとって、有吾、とか」
豪「おいまてその一文字は誰からとったんだ」
鬼「…内緒だ」
吹「いや、バレバレだからね。恥ずかしがらないでよ、気持ち悪い」
鬼「………」
豪「子供の出所が気になるな」
鬼「おいおい、何のために科学者がいると思ってるんだ」
円「少なくとも鬼道の為ではねーよ!あとドヤ顔すんなきもい」
鬼「!?」
円「って吹雪が言ってた」

10 願いが一つ叶うなら
風「二期を無かったことに」
緑「願えば叶うと思うんだ」
基「二人とも、本当にそれでいいのかい?」
風「な、なに言ってるんだ…!一人でお涙ちょうだいやってたお前には分からねえよ!」
緑「そうだ!キャラ作ってたとか記憶喪失とか、設定がよくわからなくなったんだぞ!二期と三期の間に何があったの、俺」
基「まあ落ち着いて考えてみなよ。風丸くん、ダークエンペラーズがあったからこそ、君は円堂くんと心の底から分かりあえたんじゃないのかい?」
風「…くっ…」
基「そして緑川、三期だけだったらお前は本当に意味のわからないただのKYキャラになるよ」
緑「ちょっと期待したけどヒロトやっぱり俺に対してだけ酷いよね」
基「そして俺は、二期で本当に大切なものに気づけた。…なくしたいなんて、思えないよ」
緑「…」
風「ヒロト…」
基「俺は今、すごく幸せだよ」




半「二期も三期も無くなればいいのに」
松「正直代表候補ぐらい譲ってあげたのに……え、泣かないでよ…ちょっと」


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