………………。 ……………。 ………。 ……。 ……ここは………何処なのだろう……? 何故、こんなにも真っ暗なんだ……? 私は………一体……。 ………そうだ、私は、………何故かゲームの……バイオハザードの世界にいたんだった……。 ………そこで私は……ヨーコ達に…出会った…。 ……そして、この街から…脱出するために……。 ……………。 ヨーコ達は、何処だ……? その時、傍で誰かが私を呼んでいるのに気が付いた。 『リン、リン……しっかりして……お願い……。』 この声は……ヨーコ…か……? だが……何を言っているのだろう。 どうして、声は聞こえるのに、…ヨーコの姿は見えないのだろう…? 分からない。 ワカラナイ。 あぁ………それに、どうしてだろう。 とても、腹が空いているんだ……。 今だかつて……ここまでの空腹感は感じた事が無い位に。 それに、……全身が酷く痒い。 あぁ…お腹が空いた……痒い…カユイ…。 ……何処からか、オイシソウナ匂いがする。 ワタシは堪らずそれに手を伸ばし……。 (いや、待て……これはまさか……!) 思考と行動が一致しない。 ワタシの体は制止に関わらず勝手に動く。 (待て、止めろ、違う、駄目だ!! くそっ、どうして体がいう事をきかない!?) 悲鳴が…ヨーコの悲鳴が聞こえる。 (嫌だ、止めてくれ! 頼む、誰か、私を、止めてくれ!!) だが、私の必死な祈りは何処にも届かず…。 ワタシは悲鳴を上げているソレに掴みかかり、食らい付いた。 |