クロム×マイユニ

「成る程…敵を味方につけるにはこういった話術もあるんですね」

「マイユニ、また書物を読んでいるのか」

「あ、クロムさん丁度良いところに。今から少しの間、敵になったつもりで話を聞いてくれませんか?」

「あ、あぁ。それは構わんが…」

『お願いです、こんな無意味な戦いはやめて…』

「…どこかで聞いた事のある台詞だな」

『どうか私達に力を貸して下さい。それが駄目だと言うのなら…その剣で私を、好きにして…』

「了承した」

「え?」

「大丈夫だ、肌は切らないように気を付ける」

「え、あれ?クロムさん、これ演技…」

「セルジュに繕って貰えば支障は無い筈だ。好きに切らせてもらうぞ…マイユニ」




シーダ様の荒技


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