クロム×マイユニ
「マイユニ、もういい加減にしないか」
「何をです?」
「…マイユニと、俺の関係の事だ」
「…え」
「長い事苦楽を共にして分かった…俺とマイユニは、合わないのかもしれん」
「え…、え?」
「男女にも相性というものがあるだろう。いずれは、こうなる運命だったのかもしれん」
「ちょ…ちょっと待ってクロムさん、は…話について行けませんし…そ、そのクロムさんの後ろにいる女性は…?」
「あぁ、紹介する。こいつは俺の新しい────…」
「…という夢を見たんです…っ」
「だから朝会って早々攻撃してきたのか…!」
「酷い、酷いですクロムさんっ…ひっく、ボルガノン…!」
「いや酷いのはマイユニだと思うが?!め、滅殺はやめろ!」
「嫌です!だってあんな別れ話っ…」
「たかが夢だろう!」
「夢だって嫌です、嫌です嫌です!クロムさん私を置いて行かないでっ…ぐす」
「〜っくそ、マイユニ!」
「…!」
「…いいか、よく聞け。俺は、お前以外のところへは行かない。信じろ」
「…本当、ですか…?」
「あぁ。俺は好きでもない女を抱き締めるほど器用な男じゃないんでな」
「…っうぅ、ふ、ぇ…クロムさんやっぱり、大好きですー…!」
「俺はお前が思っている以上に、お前の事が好きだがな」
おめでたい夫婦