クロム×マイユニ
「(フレデリクは確か自然に接吻をするのが恋人の条件と言っていたな。俺も腹を据える時だ、言葉が駄目ならばせめて態度だけでも…)」
「クロムさん!聞いてますか、これは明日の進軍ルートを決める大事な話し合いなんですよ!」
「あ…あぁ、すまん」
「はぁ…、最近本当にどうかしたんですか。
いきなり私の足元の小石を拾い始めたり…。クロムさん、何か変ですよ」
「(しかも心無しかマイユニに怪訝な視線を向けられているような気がする。これ以上余計な誤解を生む前に多少強引でも…!)」
「…え、」
「(軽く唇に触れるだけでも…!そもそもこれが初めてという訳では無いのだから、落ち着け俺…!)」
「あ…あの、クロムさん。か…顔、近くないですか」
「(い、いかん妙に緊張するぞ…おおお落ち着け、落ち着けクロム)」
「あ…のっ、ちょっと待ってクロムさ…っ」
「いや寧ろ10分待ってくれないか!」
そして10分後逃げた