※露骨表現有 「ねぇ名前さん、ここ…こんなに濡れてますけど」 「ぁっ……やあん!」 全身肌色が露わになった愛しい人の身体に跨がり、敏感になった所を手荒く攻め立てながら耳元でわざと息を吹き掛けて囁くと、凄く可愛い声を上げた。 だから俺自身が更に熱くなった。 元はといえば名前さんがいけないんだ。 いくらヒロトさん達と仲がいいからって、俺の目の前で他の男に楽しげな笑顔を見せるから…だから俺はお仕置きをしなくちゃならない。 名前さんは俺のもの、俺だけのものであって欲しいから。いや、俺のものだから。 「こんなに濡らして、これじゃあお仕置きになりませんよ」 「…んぅ、はあっ……」 「淫乱ですね、名前さん」 そう言うと彼女は必死に否定するために首を横に振ったが、俺が指をいきなり二本挿入するとまた快楽による甲高い声を上げた。 俺は名前さんの中でバラバラに指を動かすもわざとイイ所は刺激せず、空いたもう片方の手で胸を撫であげるようにして優しく愛撫を始めた。 もうこうなれば、あとは溺れていくだけだろう。 たまに膨らみの突起をつついてやると、短く喘ぎ途切れ途切れに俺の名前を口にする。 「とっとら…ぁっ…まるぅく、ん」 「なんですか?」 「あっ、じ…焦らさ、ないでぇ!」 ほら、求めてきた。 先程は淫乱ではないと否定したのに、今目の前の彼女は俺へ訴えるようにして求めている。 いつもならここで焦らすことなんてやめるのだけれども、今回は一応お仕置きだから彼女の言葉は受け流した。 そして三本目の指を入れようとした時、ふとある考えが思い浮かんだ。 考えただけでもゾクゾクする、堪らない。 俺は名前さんへの愛撫と挿入をやめ、ゆっくりと指を引き抜き絡んだ白い糸を舐め取ると口の端を釣り上げた。 名前さんは何が起こったのか分からないといった表情をして、とろんと垂れた目で俺を怪訝そうに見つめている。 俺の考えを言ったら一体どんな反応をするのか、色々な予想を頭の中で繰り広げながら俺は口を開いた。 「名前さん、舐めてください」 「……え?」 「俺のチンコ、ほら早く」 いきり立った俺自身を下着から窺わせ、二三度扱いてやれば先走りが先端を光らせた。 名前さんは驚いたような表情を浮かべ、俺と俺の手に握られたものを交互に見つめている。 「いつも名前さんを気持ち良くさせてるから、たまには俺を名前さんが気持ち良くさせて欲しいです」 俺がそう言うと、名前さんは顔を赤くして恥ずかしげに俯いてしまった。 やっぱり、自分からやらせるのはさすがに無理があったか…。 そう思って無理矢理にでも彼女の口内へと突っ込んでしまおうと思った矢先、名前さんの身体が俺の下でゆっくりと動きけだるそうに身体を起こした。 そして顔をゆっくりと俺の股間へと近づけ、なんとその小さな口の中に俺を含み始めた。 「名前さんっ…」 「…んぅ、………はっ」 彼女なりに一生懸命に顎を使って前後に吸い付きながら、たまに隙間から漏れる甘い声に俺は更に膨張する。 名前さんの表情が見えないのは少々残念だけれども、きっと必死な表情をしているのだろうなと彼女に与えられる快楽の中一人思った。 「っは、ふぅ……!」 「…っ」 ヤバい、出る。 一つ、大きく脈を打った。 名前さんの口から引き抜いて、顔にかけることも考えた。 しかし、今口の中で思い切り射精したら一体名前さんはどうするのか。いや、させることは決めてるけど。とうに限界な俺に気づいているのかいないのかは分からないが、彼女はお構いなしに吸い付いてくる。 そしてほんの少し、俺の先端に彼女の前歯が引っ掛かったことが決め手となり、俺は小さく声を上げ達した。 名前さんの口の中で何度も何度も大きな脈を打ちながら、快楽を吐き出してゆく。 「んう…、ほら…まうく、ん」 名前さんが生理的に溢れる涙で瞳を濡らしながら、俺を見上げてくる。正確には、これからの指示を待っているんだ。 激しい快感と倦怠感の中、右手で優しく彼女の頭を撫でてやった。 そして、指示を待つ名前さんに一言。 「飲め」 そう言うと、彼女は一瞬こちらに微笑みに似た表情を見せて俺の精液を喉を鳴らしながら少しずつ、少しずつ飲み込んでいく。 その何とも言葉に言い表せない、優越感と名前さんのマゾヒズム的行動に再び俺は反り返っていった…。 (さあ、今度は下のクチをいただいちゃいましょうか) …やっちまった(^p^) 10/06/14 |